実はこの話、一度ブログにアップしたのに、何かの手違いで消えてしまいました・・・。正確に再現できないのですが、こんな話でした。
その昔、私やコイオがパリで暮らしていた頃のパリ(フランス?)のスタンダードは、バスとトイレが同じ場所にあり、そこに洗面所とビデもありました。当時の私のアパートも、コイオのアパートも、ヴァレリーのアパートもそうでした。(少ないデータ・サンプル数ではありますが・・・。)
ところが今回気づいたのは、今のパリのアパートのスタンダードは、トイレとバスが独立したタイプ。今のヴァレリーのアパートも、コイオの短期アパートも、コイオが今住むアパートもこのタイプです。(通常サンプル数は最低5つなくちゃいけないって話なのに、たったの3例では何も裏付けできませんが、固いことは言わないってことで。)
いえ、問題はトイレとお風呂が独立していることじゃないんです。問題は独立したトイレにどこにも洗面所がついていないってこと。つまり清潔な日本人を代表する私としては、用を足した後は必然的に手を洗いたい。けど、その手を洗う場所がトイレにはないので、わざわざトイレを出て、バスルームに移動せねばならないことです。なんでトイレに手洗いがないのよ! 必要とされていないわけ?
って話をフランス在住の日本人の友人に打ち上げたところ、「だって手を洗わないもん」の一言で片付けられてしまいました。
確かにトイレの後に手を洗わないアメリカ人もいるにはいます。公衆トイレでたまに目撃したりします。だからこそ、レストランのトイレなんかには、でかでかと「従業員は必ず手を洗うこと」なんて書いて貼ってあったりします。もしこれを日本のレストランなんかで見たりしたら・・・お客さんは二度とそんなレストランに足を運ばないんじゃないか知らん・・・。
前述の彼女いわく、義理の息子に「トイレの後に手を洗う」と理解させ実行させるのにずいぶんかかったとか。
そっか、トイレの後に手を洗わないのがスタンダードってわけね・・・。
帰国の日、家を出るのが早かったので空港のカフェで朝食を取りました。その後トイレに行ったのですが、丁度トイレの個室からある女性が出て来て、手も洗わずそのまま外へ出て行きました。彼女が着ていた黒いポロシャツに緑のエプロン・・・。どこかで見かけたなと思っていたら・・・カフェに戻るとその彼女がカウンターの中からお客さんに注文の食べ物を手渡していましたとさ・・・。
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