2012年2月21日火曜日

ちょっとびっくりのお知らせ

と言うタイトルの知らせが昨日コイオから届きました。

内容を見ますと、今年の4月1日付けで東京本社へ帰任との内示が出たとのこと。

フランス駐在がどのくらいになるのか見当はつかなかったものの、早くて2年、長くて4年と想定していただけに1年での帰国は全くの予想外でした。

この冬に娘たちがフランスに遊びに行きたいと言った時に、「冬は寒いからまたの機会にしたら」と代わりに日本に帰省させたのですが、今となってはフランス行きの機会を奪ってしまったのかな。

コイオの方も「誰かが遊びに来た時のために」と、2ベッドルームがあるアパートをわざわざ選んだのに、その余分な部屋を一度も利用することなく駐在が終わってしまったというのはちょっと残念な気はします。

でも帰国後の仕事場は本人が望むところでもあり、施設に入居している母親を頻繁に見舞ってあげられると言う点からもコイオ自身は喜んでいるので、私もそれが良かったと思っています。

(ちぇっ・・・今年もゴールデンウィークあたりにまたヨーロッパに遊びに行こうと思ってたのにさ・・・)

2012年2月14日火曜日

税金(2)

今日のUSA Today紙の記事。

同性結婚(same-sex marriage)や、婚姻は認められなくともそれに準ずる同性者カップルとしての法的権利(civil union、domestic partnership)が認められている州に住むこうしたカップルは、確定申告の時期には頭が痛いというお話。

同性カップルでなく誰しも税金は頭の痛いものには違いありませんが、現在の連邦政府の法律では、これらの人々には「夫婦共同申告」が認められないため、連邦税は個人個人で納めることになります。

ところが婚姻や同性者カップルを認めている州の州税は「共同申告」が可能です。但し州税は連邦税がベースになっているために、わざわざ連邦税を共同申告した場合の架空の申告書を作成し、その数字に基づいて州税をはじき出さねばなりません。

ということで、通常の場合より余計なステップが必要。これを会計士にお願いしていると、すなわち申告費用も通常より余計にかかると言うわけです。

我が家は同性カップルじゃありませんが、事情はこれと同じ。連邦税は夫と共同で申告しますが、ノースカロライナの州税は私一人だけが申告しますので、上記のケースとは逆で、連邦税を個人で払った場合の架空の申告書を作成し、それを元に州税を計算しなければなりません。

あーめんどくさい。
めんどくさい上にお金もかかります・・・。

2012年2月12日日曜日

クレジットカード

何だかここのところお金のことで頭の痛い話ばかり。

私はご承知のように気が短く、とりわけ自分の主張が通らないときにはかなり爆発するのですが、今日はそんなわけで頭に来てクレジットカードの口座を閉じました。

マイル(6万マイル)欲しさに、去年アメリカン航空のクレジットカードを作ったのですが、その個人向けカードを仕事専用に使っていました。初年度は年会費が無料になるのですが、今年の1月には会費75ドルを支払わねばならないところでした。

丁度その頃、新たにアメリカン航空の同じクレジットカードながら、ビジネス専用のカードの宣伝が舞い込み、こちらに加入すれば、5万マイルもらえるとのこと。

絶好のタイミングだったので、個人向けカードはキャンセルし、新たにビジネス専用のカードを作りました。

ちょっと日本の人にはわかりにくい話かも知れませんが、アメリカン航空のクレジットカードながら、実際のカードの発行者はCiti Cardなのです。つまりCitibankの系列のカード会社です。

木曜日の昼食の支払いにカードを差し出しましたら(ほら、2012年度からは日当としての経費は認められなくなりましたから)、「このカードは拒否されました」とお店の人に言われました。オカシイなと思いつつ、仕方なく別の(プライベート用の)カードを差し出しました。

翌日の昼食にも同じようにカードを差し出しましたら、同じく拒否され、その夜にカード会社に連絡しました。すると、「使用額が上限に達したため」との回答。

聞いてみると上限額がかなり低い設定。出張の多い私は、そんな額じゃあっという間に上限に達してしまいます。Citiカードを持つのは去年個人用を持っていたから初めてじゃないし、Citibankにだって口座はあるしと交渉してみましたが、Citibankとは無関係で、個人の信用レベルとも無関係で、入会から6ヶ月は上限が変えられないそう。とにかく直ちには無理で、相談して明日の午前中には結果が出るとのこと。

翌日、午前中には結果が出ているはずなので、お昼にも再挑戦しましたが、やはりダメ。またしてもカード会社に電話しましたが、「リクエストは否認されました、入会から6ヶ月という会社のポリシーは曲げられません」とのこと。

ビジネス用に専用のカードを設けているのは、会計士にも推奨されましたが、自分自身も個人の仕様と仕事用の仕様を切り分けるのに非常に便利だからです。けれどビジネス用のカードが使えないとなると個人のカードを使うしかなく、ややこしくなってしまいます。

「そんなちっぽけな額じゃ、仕事になんか使えない!」と訴えましたが聞き入れてもらえませんでした。そこで初回の請求額の支払い期限は2月27日で、既に2月24日には自分の銀行から引き落とす設定をしていましたが、それを昨日付けでの支払いに変更しました。上限からその分を差し引けば、その分がしばらく使えるようになるからです。

ところが今日、ホテルから電話があり、「カードが拒否されました。」

ぶっちぎれました。
「カードが拒否された」なんて聞けば、どれだけ借金背負ってるんだと思われかねませんよね。
しかもこの状態が向こう6ヶ月間続くなんて。第一、カードの使い分けができないのは面倒きわまりない。

再度カード会社に電話しました。電話する度に更なる上のランクの人を指名するので(直通電話の番号ももらっていた)、今日の相手は最初から数えて4ランク目の人。

ところが思った通り今回も回答は同じで、「会社のポリシーとして6ヶ月は上限は変えられない」の一点張り。

もう十分。
「お宅じゃなくたって、毎日のようにカード会社から勧誘の手紙は来るし、もういいです。口座を閉じます。」
会社が大きくなればなるほど小回りが利かない。相手の事情なんてどうでもいいんですよね。
大きな銀行がどんどんビジネスを失っているのはこういう理由から。

と言う事で、苦情だけたくさん述べて、口座は閉じました。

ま、お目当ての5万マイルは既に付いていたし、ブログねたはできたし、いいとしよう。

仕事用のカードがなくなったから、すぐさまどこかでカードを作らなきゃ。

2012年2月10日金曜日

税金

日本で暮らしていると殆ど税金のことなんて意識していないと思うのですよね。
強いて言えば、車などの大きな買い物をする時に、消費税が高いなぁと思うくらい。

日本で確定申告と言えば、相続があったとか、高額な医療費がかかったとか、家を購入したとか、特殊な事情があった年だけで、あとは年末調整だけでおしまいですよね。

ところがここアメリカでは毎年、全員が確定申告をしないといけないのですよ。
これはフランスとて同じ。

年末から徐々に確定申告の事が気になり出し、年が明けると帳簿を整理したり計算したり・・・にわかに忙しくなるのです。

オハイオに暮らした頃は自分の収入だけを一家の主として申告していました。当時の確定申告書は、収入はお給料だけで、資産はないわ借金はないわ、超シンプルで2枚でおしまい。自分で簡単に作成できました。

ところが今や複雑の極み。所得はアメリカのみならず、日本とフランスに渡っている。ローンも日本とアメリカにあるし・・・。扶養家族の大学生はカナダとアメリカだし。

一昨年の4月まではコイオがアメリカ駐在だったため、アメリカでの収入があり、夫婦合算申告のため、2010年度までの税金の計算は、私の数字を提出すれば、コイオの会社の会計会社が計算してくれていましたビ。2011年度の申告からは、コイオの会社の会計会社は使えないので(この会計会社は個人相手にはジネスをしないため)、自分たちで申告するしかありません。

そうなることは前からわかっていましたので、コネチカットを離れる前に、日米の事情に詳しい日本人の会計士さんを見つけ、これまで相談をしてきました。2011年度の確定申告の準備を始めるに当たり、その会計士さんから料金表が送られて来たのですが・・・それをみて卒倒しそうになりました。想像していた以上に手数料が高かったからです。

確かに我が家の事情は特殊です。永住権を持っているので、アメリカでの納税義務はあるのですが、コイオは去年4月までは日本の所得がありましたし、5月からはフランスで働いているのでフランスで確定申告をしなければなりません。アメリカでの申告は海外での所得と税金を控除した上での申告になります。

ややこしいことは承知の上ですが、それでもやはりかなり高く思い、いろいろ調べてみた結果、結局はお断りをしました。コイオはCPAを持っているわけだし、この際は会計ソフトを購入して自分たちでやろう。と、一時は思ったのですが、やはり初年度は知識がなさ過ぎて不安も多く断念。結局はコネチカット時代にアドバイスを受けた会計事務所に相談し、少し安く請け負ってもらえることになりました。

喜んだのもつかの間・・・、今度はこのままではコイオのアメリカでの追徴課税が数万ドルになると言われて・・・恐れおののいています。居住者として申請するとそういうことになるのだそうです。非居住者として申請すると、永住権を放棄したと移民法上はみなされるとのこと。でも、そうするしかなさそう。

そうかと思えば、私の経費の計算方法がこれまで出張先での食費は全て「日当」として経費を落とし来たのですが、「最近、税法が変わって、事業主は日当での経費計上ができなくなり、実際のレシートベースに変わった」とのこと。

まさに晴天の霹靂。食事のレシートなんて全然取っていなかったもの・・・。

あぁ、4月15日が怖い。追徴の税金が払えるかな。
同時に2012年度の予定納税の第1四半期の支払い期日も4月15日。
お金あるかな・・・・。

まったく、税金を払うために働いていると言っても全然過言じゃないです。