2011年5月5日木曜日

パリで日本を求める

昨日はブックオフへ行って、本を買い求めました。日本での「100円コーナー」は、こちらでは「2ユーロ」コーナー、ちなみにニューヨークでは「1ドルコーナー」でした。

ところでニューヨークのブックオフは郊外にあった店が閉まってしまい、グランドセントラル近くに1軒を残すのみとなりましたが、パリにはブックオフがなんと3軒もあります。

NYCより日本人が少ないパリで、なんでそんなにブックオフがあるのかと思いましたが、行って見て合点が行きました。ヴァレリーが言っていたのですが、パリでもマンガブームで、それゆえ日本や日本語に興味を持つ人が増えているとのこと。ブックオフのお店に行くとショーウィンドーを飾っているのは、しっかりマンガでした。

ブックオフのあとはギャラリーラファイエットの前でみかけたユニクロに値段チェックに。・・・日本よりは少し割高だったけれど、フランスの他の物と比較すると割安に思いました。

今日は友達に紹介してもらった日本人の美容師さんの家へ髪の毛を切りに行ってきました。

・・・どうしてパリまできて日本を求めるのだ!と言われそうですが、ノースカロライナの田舎に住んでおりますといろいろと不便があるのですよ。ブックオフもユニクロもないし、髪に至っては日本人の美容師さんは一人しかおりません。いつもはこの人に切ってもらっているのですが・・・正直言ってめちゃくちゃ高い。アメリカでは、理容・美容室に関しては結構価格差がありますが、安いところは信じられないくらいの腕前&扱い。日本人が通常期待する内容だと異常に高いです。

日本人を始め東洋人の髪をまともに扱える人となると人数も限られて来て、当然高い対価を払わねばなりません。それゆえこれまで子供たちの髪はずっと私が切ってきましたし、ときどきは自分でも切っております。プロ仕様のはさみとすきばさみを持っていますが定価で合わせて5万円以上(日本の美容院で半額で譲ってもらいました)でしたが、今考えると私が行った様々な投資の中で一番リターンの大きい投資かも(笑)。

私のオハイオ時代の同僚が、今はパリに住んでいて、彼女と明日会うことにしているのですが、彼女から「髪を切りたければ日本人の美容師さんを紹介するわよ」と教えてもらいました。(彼女ともオハイオ時代に美容師さんでは苦労して、最終的には韓国人の美容師さんを見つけて二人で彼女のもとへ通っておりました。)

今日の美容師さんは29歳でパリに暮らして2年目。日本で10年美容師をされていたそうです。パリ初年度はワーホリで雑誌の撮影のヘアメークのアシスタントをし、今年は本格的にそのお仕事をしているそうですが、生活の糧にときどきは家で美容師の仕事もされています。

彼女のお家はサンルイ島という観光の名所でもある地区。今朝はお天気も良くサンルイ島への橋の上から一枚写真を撮りました。

彼女は大阪の出身で守口で仕事をされていたとか。
「守口のノリが大好きで、大阪を離れられませんでした」と言う彼女は、勝手気ままに言う「大阪のおばちゃん」相手の時がサイコウに楽しかったそう。

「私が若く仕上げてね」と言うと、
「守口やったら『二十歳に見えるようにして』って言いますからね〜。」

彼女相手にあることないこと散々おしゃべりしたので、今日は「守口の再来」と思ってはったことでしょう。

2 件のコメント:

  1.  以前、「中華鍋は焼きなはれ」とコメントした者です。時々お邪魔しておりました。
     ヨーロッパには行ったことがないので、ローカルな話題がたくさん紹介されていて、楽しい限りです。
     さて、散髪屋さんねぇ。どこへ行っても同じなんですね、日本以外は。私も渡米後2年間は激安な「Super(tiger)Cuts」に行って、うまく説明できずに「おぉ、またこのデキかorz」と嘆いていたモノで、「なんでインターンの練習台以下のデキに手間賃払って挙げ句の果てにチップまでやらんなならんねん!」と耐えきれなくなって日本でバリカンを買って「自刈り」していました。それはさすがに忍びない、と最近はかみさんが時々刈ってくれます。さすがに理容師レベルではないですが、それでも「超とらカッツ」よりはよっぽどマシですね。

    パリの話題に守口が出てくるとは夢にも思わなんだ byよろがぁ(淀川)の対岸出身者

    返信削除
  2. 読んで頂いてありがとうございます。
    お互い、海外におりますと、散髪には苦労しますよね・・・。私も数々の苦い体験を経て(笑)髪を切ってもらうのは日本人に限るという結論に至りました。オハイオの体験から韓国人オプションもその後加わりましたが、これは日本人も韓国人も共通なのですが、在米期間があまりに長過ぎたり、ファッションセンスがない人だと、いくら腕はあってもセンスが・・・。(ということで、昨日の方の年齢を書いたのはそれなりの意味があったのです・・・。)
    彼女も言っていましたが、日本で美容師をされていると、腕前はさほど変わらないし、センスは多少の差があっても、皆さん「イマドキ」のカットは熟知されているから大きな失望はないのですよね。
    では、次は理容はさみを買って、奥様に挑戦していただくのは? やっているうちに必ず腕はあがりますよ。

    返信削除