2011年5月6日金曜日

時間について

世界広しと言えど、日本ほど時間に正確な国はないと思います。JR福知山線の事故は予定時間に1分半遅れたために、その遅れを取り戻すための速度超過が原因だったと言われていますが、たった1分半で・・・と、よその国の人には信じられない話だと思います。

日本よりは少し劣るけれど、アメリカもまぁまぁ正確かな。少なくとも配達が午前中か午後になるかくらい言ってくれるし、たいていその通りになります。(郵便局の配達停止/再開依頼はネットで設定できるのですが、これは期待を裏切って、めちゃくちゃ正確!)

ところがヨーロッパは・・・。フランスはイタリアの右には出ないにしろ、やはりラテンの国なのでおおらかというか、ちゃらんぽらんと言うか。

そんなフランスでも、最近はパリのメトロでは電光掲示板に次の列車があと何分後で到着するかが表示されています。・・・って言っても、「2分後」となってたのが突然「0分後」となって、列車がホームに滑り込んでくる、なーんてこともありますが。

正直言ってこの掲示板はあまり必要ない気がします。だって地下鉄は1−2分起きに次々やってくるから。東京の地下鉄もNYの地下鉄もこの頻度ではやってこないでしょ。パリのメトロの本数は、まったく賞賛に値します。

きれいじゃないし、ホームや通路の至る所でおしっこの匂いはしますが・・・。でもNYCの地下鉄は1回2.25ドル。メトロは12ユーロで10枚のカルネなので1回1.2ユーロとちょっと安いし。

あ、時間の話でしたね。

配達などは、X時に来ると言って来るためしはありませんから、みんなハナから期待していません。

先日もヴァレリーのところに運送会社が来るはずでしたが、約束の時間に現れず、ヴァレリーは待ちもしないで帰っちゃいました。フランス人のお客さんが仕向けた運送会社なのですが、「来なかったから帰りました」ってヴァレリーが電話すると、サントロペで商売をやっているそのおじさんは「あの商品がないと困るんだよ・・・」と泣き出したとか。「そんなんで、泣くか?」とヴァレリー。

・・・待てよ、この話、時間の話というよりは気質の話? 運送会社が時間通りに来なくて、すぐに帰っちゃうヴァレリーに、運送会社が来なくて泣き出すおじさん・・・。

フランス人って不可解・・・。

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