2011年5月19日木曜日

良くなりました

一昨日の夜から昨日の午前中が最悪で、鼻は詰まってるわ鼻水は垂れるわ頭はぼーっとしてるわ・・・そんな状態で飛行機に乗ったものだから、気圧で耳がめちゃくちゃ痛くなり、一時は鼓膜が破れるんじゃないかと心配したくらい。飛行機を降りるころには痛みは消えたものの、右の耳はまるでプールで耳に水が入ったみたいに自分の声が良く聞こえず、頭を振ると耳の中で水が動くみたいにぼわんぼわんと音がする。

熱はないし、薬のお陰とは思うけれど喉の痛みはマシになったから、このまま放っておいても治るかも・・・と思いながらも、耳が聞こえにくいというのは仕事には致命的。

そこで夜にCVSというチェーンのドラッグストアに併設されたMinute Clinicに行ってきました。どこのCVSにも併設されている訳じゃないのですが、GreenwichのCVSにもあって子供たちがお世話になったことがあったので思い出して調べたのです。

アメリカで医者にかかるのって結構めんどうで、日本のように誰でもどこの医者にでも診てもらえる訳じゃないのです。予約が必要だし、たいていは「かかりつけの医者」と言うのがいて、その人に診てもらいます。「かかりつけの医者」になってもらうためには、まずは一回病気でないときに訪問しておかねば、病気になってから急に診て頂戴と言っても駄目なんですね。

私のように掛かり付けがいない場合や(コネチカット時代はいたんですけど)、旅先で病気になった場合は、救急指定にかかるか、ウォークイン(アポなしで診てもらえる)の医者にかかるしかないのです。救急で行くと超高いし、ウォークインでも結構な値段です。

その点CVSのMinute Clinicにはお医者さんはいなくて看護士さんだけなので、大した病気じゃないけど処方箋の薬が要るとき、予防接種を受けたいときには安くて便利なのです。

安くて便利と言っても、病気の診察には89ドル、予防接種は30ドルほどかかります。保険無しの値段ですけど。(保険が使えたかどうか定かでない)。

・・・実はわたしには健康保険がないのです。コイオの駐在員家族としてのステータスが切れた去年の7月より保険なし。子供たちはそれぞれ大学の健康保険があるんですけど、私も万が一に備えて保険に加入するべきよねと思いつつも月々500ドルとも言われる保険料を考えると二の足を踏んでいるわけです。日本の健康保険があるから、いざってときは這ってでも帰るか・・・と思いながら、本当に病気じゃ這って帰れんなぁと悩みながら、そのときはアメリカで一切の医療を拒否して野たれ死ぬかと思ったり。

ともかくMinute Clinicに行ってきました。問診に答えていると、「普段は健康そうですね」と言われ、「そうなんですけど、今はビョーキなんで抗生剤を出して欲しいんです・・・咽頭炎じゃないかと思うんですが。」

「咽頭炎はウィルス性ですから抗生剤は出ないですね・・・。まずは熱を測りましょう・・・。熱もないですね。細菌(バクテリア)性の場合は通常は熱も出ますからね・・・抗生剤はやっぱり必要なさそうですね・・・」

「・・・折角来たから処方箋のいる薬が欲しいんですよね・・・早く治したいし・・・」

「そうは言われても・・・。じゃあ心拍数を測ってみましょう・・・大丈夫、健康ですね。次は血圧っと。・・・血圧も問題ありませんね・・・」

「・・・健康・・・ですか・・・抗生剤は出ないか・・・」

「大丈夫。抗生剤がでなくても、すっきりする薬教えて上げますから・・・じゃあ喉をみてみましょう・・・ちょっと赤い程度ですね・・・。はい、では背中の音を聴いてみましょう。大きく息を吸って・・・。うーん、音もクリアですね」

「・・・」

「じゃ、最後に耳をみてみましょう。・・・・あら〜! 中耳炎よ、鼓膜が真っ赤だわ!良かったわね〜中耳炎だから抗生剤を出してあげられるわ!」

どうやら鼻づまりで飛行機に乗ったために耳に水分が行ってしまってそこから感染を起こしたらしい。晴れて抗生剤を処方してもらい、鼻風邪用のClaritinと、やはり鼻風邪に効くイブプロフェンと(アセトアミノフェンじゃだめなんだって)と鼻の中をすっきりさせるスプレーをCVSの薬局で購入して帰りました。

今朝起きたら耳はすっきりしてて・・・もしかして医者に行かなくても1日ですっきりしてたんじゃないかと懐疑的になりながらも・・・10日間は処方された抗生剤を真面目に飲むことに致します。

医者に行って安心したからか、今日はもうすっかり治った気がする。

2 件のコメント:

  1. おぉ!それは良かった!抗生剤で耳を早く治そうね~。
    ちなみにイブプロフェンやアスピリンなどのNSAID類に属する鎮痛剤には、ちゃんと抗炎効果もあるから、「腫れ」「炎症」がひくの。でもタイラノールのようなアセトアミノフェンは違う類の鎮痛剤で、抗炎効果なし。
    単なる下熱効果や鎮痛効果が欲しいならアセトアミノフェン。炎症をともなう痛みや熱ならNSAIDと使い分けするといよ。

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  2. 抗炎効果があるとは知りませんでした。誰かが昔、風邪引きかけのときはイブプロフェンを飲めばいいと言っていたのだけれど、それもそう言うことだったのですね。覚えておこうっと。

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