2010年12月5日日曜日

恐ろしや・・・緑の玉葱

にわか健康ブームで、お料理もちゃんとしようって思ってます。

友達が、「これ超おいしいよ」と教えてくれたローストチキンのレシピ。一昨日試してみました。コツは「チキンに塩をもみこんで、常温で2時間待つ」こと。こうすることで、チキンの味が引き立つのだそう。

後は、フライパンで皮の方から焼いて、ひっくり返して更に焼いて、チキンを取り出した後のフライパンで、すりおろし玉葱とすりおろしニンニクを飴色になるまで炒め、調味料(酒、砂糖、醤油)を加えて、そこへチキンを戻して、絡めるだけ。

塩の効果があったかなかったかは、実はたれの味が強くて分からなかったけれど、おいしくできたから、効果があったのでしょう。私にはちょっと甘めに感じられたのと、すりおろしリンゴも加えたらちょっと酸味と香りがついて更においしいかな。

試してみたい方は、こちらが友人が教えてくれたレシピです。
http://3stepcooking.blog43.fc2.com/blog-entry-230.html

でも、実は、料理が出来上がる前に、恐ろしい事が起きたのであります!!

すりおろし玉葱とニンニクを炒めていたら、飴色になるどころか、どんどん「緑色」に変色。一瞬光の加減でそう見えるだけなのかと思って、明るい所にフライパンを持って行ったけれど、明らかに緑色! げぇー! 怖いよ~。

もしかして、フライパンのテフロンか何かが溶け出したせい? そう言えば、チキンを焼いている間に、チキンからかなりの油が出て、底の方は「揚げた」ようなパリパリ(おいしそうでしょ?)。テフロンってそのくらいの温度で溶け出すのか? もしかして、このフライパンがダメなの? テフロンと思っていたけれど、もしかしてテフロンじゃない安物か?

とにかく、その恐ろしい緑の物体は廃棄処分して、再度、すりおろし玉葱とニンニクを炒めました。さっきは弱火で炒めたから、空気に曝しすぎて変色した可能性も・・・と思い、今度はもう少し火を強くして。結果は、飴色になる前に水分が先に飛んだけれど、変色はしなかったから、そのまま調味料を加えました。出来た作品は上記の通り、おいしかったので、結果オーライってとこです。

だけど、どうして緑になったのか・・・。

やっぱりテフロンのせい? ターゲットで買った安物だけど(ターゲットの中では高い方の部類だった)・・・。Teflonとは書いてなかったかな、単にNon-stickだったような。これは違う物質なのか?

そこでこのブランドのフライパンを調べたけれど、特にどんなNon-stickの技術を使ってあるかは書いてなかった。けれど調べるに、殆どのNon-stickのコーティングはPTFE、つまりDuPontの登録商標であるTeflonなのです。やっぱり、テフロンはやめて、しばらく前に知ったダイヤモンドコーティングのフライパンを買うべきかなぁ・・・と、ふと思った。

私が時々読んでいるブログ(右にリンクを貼っている見ず知らずの人の「今、どこ?」っていうブログです)があって、そこに韓国の「ダイヤモンドコーティング」のフライパンの宣伝ビデオがあったのです。驚くほど、くっつかない! (これがそのサイト。一見の価値あり!)
http://www.youtube.com/watch?v=EQo3gbh1h-8&feature=player_embedded

この宣伝を見てから、ダイヤモンドコーティング欲しいなぁと思っていたのですが、高そうだし。今日、テフロンのフライパンを調べていたら、偶然にも、あるレビューのなかに、Swiss Diamondと言う名のフライパン。おっ、これって、上記の韓国のフライパンと同類のもの?

更に調べると、このSwiss Diamondって少々怪しいらしい。まずはこの製品は、昨今は身体への影響が問題視されている「Teflonを使用せずに、鉱物の中でも最も硬度の高いダイヤモンド(人工ダイヤモンド)の粒子をコーティングする『ナノ・コンポジット技術』により製造されている」とのこと。

ところがある人が、この会社に、その「ナノ・コンポジット技術」とは何なのかと問い合わせたところ、「PTFE」だって返事が来たそうな。PTFEは、Teflonの化学用語じゃないの。これはちょっと詐欺まがい? (詳しくはこれを読んでね。http://www.naturalnews.com/021059.html

フライパンがダイヤモンドで出来ているわけじゃないから、ダイヤモンド粒子をフライパンの表面にくっつけるためのバインダーが必要で・・・それがテフロンだったってことなのかしら。「金属のヘラなどを使っても、傷つかない」と宣伝されているので、上記のある人は、実際に金属でフライパンを引っかいたら、きっちり傷がついたとか・・・。(どのくらいの力で引っかいたかは不明。)

それでも使われているテフロンの量は、オールテフロンよりは少ないだろうし、韓国の宣伝みたいにあんな威力を発するなら、ちょっとばかし興味はあるな。(ちなみに、日本でもスイスダイヤモンドをはじめ、ダイヤモンドコーティングを施した調理用具は色々と売られているようです。)

ところで、発端となる、緑の玉葱に話を戻しましょう。
調べてみました・・・。どうやら、原因は玉葱じゃなくて、ニンニクにあった模様。すりおろしニンニクは緑色に変色することがあるようです!
幾つかのサイトに、こんな事が書いてありました。

「にんにくは植え付けの時期(9月下旬~10月上旬)を過ぎた頃から、すりおろした時などに緑に変色してしまうことがあります。これは、にんにくにとっては自然な現象で、にんにくの品質自体にはまったく問題ありません」

ふーん、知らなかった。

でも、やっぱり、ダイヤモンドのフライパン、欲しいかも・・・。どこのがお勧めなのかなぁ。
「ろくに料理しないくせに、道具から入るのはいい加減にやめなさい!」と言う声がどこからともなく聞こえてくるようだ・・・。

あ、ちなみに、テフロンは油を熱したくらいの温度じゃ溶けたりしないこともわかりました。テフロンは調理器具が約260°Cに達すると劣化し始め、約350°C以上になると分解しますが、油脂類は約200°Cで焦げ始めて、煙を発するので、それ以下の温度で調理する場合は大丈夫。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。初めまして。子供の進学先について調査しているウチに迷い込んだ、Waiakeaと言います。楽しいので、そのままちょくちょく読ませて頂いている者です。

     さて、テフロンのフライパン、確かに使い勝手がよいのですがなんだか怪しげですよね。ウチも小さいフライパンは、軽いのでテフロンコーティングされている物を使ってはいますが、中華鍋は普通の鉄製の物を使っています。買ってきてそのまま使うと、くっついてしまって炭を大量生産してしまうので、ある方法で自家コーティングしています。方法は、
    http://fulafula.sblo.jp/article/4711958.html
    に詳しく紹介されています。私は、ここで紹介されている「ためしてガッテン」の番組を見てやってみました。番組のリンクは切れているようです。
    「磨き」は面倒なので、電動ドリルに丸い紙ヤスリを取り付けて磨きました。ウチにはガスストーブがないので、バーベキューのついでにストーブに炭を大量投入し火力を大きくして加工?しました。煙がすごいので、何れにしても屋外でする方が賢明です。
    なんどでも納得できるまでやり直せます。海外に住んでいると、アジア料理が恋しくなりますね。美味しい炒飯や焼きそばを作るためには必修ですよ。お試しアレ。

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  2. 見ました! 興味深い情報をありがとうございました。
    確かに中華料理屋さんでは、いつも玉じゃくしでたっぷり油を入れて、それをどこかに流して・・・やってますよね。
    ただ我が家はガスコンロじゃないのです。電気コンロで、しかもコイルタイプじゃなく、表面がイマドキのフラットなタイプ。これでは底が球状になっている中華なべは無理なんですね・・・。
    そうなるとやっぱりテフロンが便利なんですね。
    体内に一杯テフロンを溜め込んでいるのだと思いますが…テフロンの中華なべの代わりになる大きな深いフライパンが、引っ付くようになってきたので、また帰省した時に新しいのに買い換えようかなと思ったりしています…。

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