2010年12月24日金曜日

怪しい

数日前、「あなたのオデッセイのメーカー保証期間が間もなく切れるか、もう切れています。続けて保証したい場合は急いでご連絡ください」との郵便物が舞い込んだ。差出人は、Motor Vehicle Serviceと言ういかにも中立的でビジネス性を押し出していないような名前。郵便物の右肩には、Toyota, Honda, Nissanと書いてある。ホンダじゃない訳?

興味本位で電話してみる事にした。
電話に出るなり、「機種は何年型の何ですか?」と聞かれた。
質問されるままに答えていく。
「VINナンバーは?」
「現在の走行距離は?」
そして、
「これまでに事故はありますか?」と聞かれ、
「いえ、特にありません」と答えたら、
「はい、そうですか」

だけどVINナンバー答えてるから、思いっきりオカマされたあの事故の事は絶対に記録に残っているからわかるはず。加入する気もないものだから、そのまま受け流す。

「ね、ところで、オタクの会社は何? メーカーとは関係ないの?」
「はい、メーカーとは関係ない会社です。メーカー保証が切れた後は、メーカーは保証しませんから、その後はディーラーか私どものような会社となります」
「で、保証内容はBumper to bumperなの?」
「いえ、Bumper to bumperと言いますと、バンパーも保証に含まれていると誤解するお客様がいますので、そうは言わずプラチナカバレッジと呼んでいますが、基本的にはそうです。」(受け取った郵便物にはBumper to bumperって書いてあるぜ。)

しばらくしてようやく保証の金額を教えてくれた。
5年間、もしくは走行距離101,000マイルのどちらか先に来る時点までで、年間644ドルx5年分で3,000ドル余り。しかも支払いは最初の12ヶ月で行なうため、1回目が395ドル、その後月々235ドル。

「わぁ・・・」と声を漏らすと、
「わぁ、何ですか? これはいいですか? それともこれは高いですか?」
「高いに決まってるでしょ」
「けれども、これで車の故障の費用は1回につき100ドルの免責はありますが、後は全てカバーされます。部品費用もさることながら、工賃が高いですからね」
「でもこの車、あと5年も乗らないし」
「その場合は、解約時に未使用分は計算して返金します。あるいは、保証をつけたまま転売する事も可能ですよ。保証がない車より、保証がある車の方が売りやすいですからね」

「とにかく、内容はわかりました。夫と相談して、加入するなら改めて電話します」とここで話を打ち切るための常套句を言うと、
「そりゃ、安い買い物ではないですから、ご主人と相談しなければいけないのはわかります。僕だって家内に話さないで買っちゃったりしたら大変なことになりますからねぇ。そうですね、うーん。わかりました、スーパーバイザーと代わりますから少々お待ちください」

すると少し年配の男性の声に代わり、
「オタクの車のことをもう少し検討しました結果、800ドル割引しましょう。トータルで2400ドルです。」

なんじゃそりゃ・・・。

「頭金は125ドルで、月々127ドルの18ヶ月払いです。では、支払い方法はどうなさいますか?」
「夫と相談するから、加入するならこっちから電話するって言ってますでしょ!?」
「ご主人とご相談。そうですよね。わかりました。待っていますから、どうぞ相談してきてください」
「夫は今いません」
「・・・あ、そうですか。でもね、今日だとこの値段で・・・」
「今日は加入しません」
すると突然声音が変わって、
「あ、そうですか。では・・・」と電話は切れた。

まともな会社じゃないんでしょうかね? 
ないんでしょうね、高いの一声で800ドルの割引だもんね。

そもそも加入する気はゼロだったけど、途中で血迷って加入したりしてなくて良かった。

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