2010年11月30日火曜日

オハイオ(2)

今回のオハイオ行きには、動機がありました。

通訳を勉強した大学院を卒業したのが2000年。その年、クラスメートの中で、Eちゃん、Kちゃん、Hちゃんと私の4人がオハイオの某社に社内通訳として採用されました。(Eの勤務地は別の州でしたけど。)

Wさんも私たちと同じ年にこの大学院に入学。当時彼女は既に通訳として仕事をしており、更にスキルアップするためにこの学校に来ました。入学初日のクラスで、先生が、「Wさん、あなたはこの子達とレベルが違うから、一緒にいたら、いじめるでしょ。だからあなたは2年生に編入しなさい」と、あっさり2年生へ。てなわけで卒業年度は私たちの1年先輩、そしてこの会社でも1年先輩。

その後、E、K、私の3人は離職後、一旦は日本に帰国したものの、Eは結婚を機に、Kと私は夫の駐在を機に再び北米に戻りました。卒業10周年に4人が揃って北米にいると言うのも感慨深くて、絶対に集まろう!と声をかけたのです。

金曜日、この5人がコロンバスのHの家に集まりました。

10年一昔と言うけれど、本当にあっという間の10年でした。けれど、一人ひとりの今の様子を見渡すと、この10年間に本当に色んな人生ドラマがあったのだなぁと思わずにいられません。

なんたって、一番結婚もしそうになかったHが、いまや4歳を筆頭に、3歳、10ヶ月の3児の母。みんなでおしゃべりしている間も、普段は見かけない顔ばかりの来客に子供たちは興奮して走り回る。興奮した子供たちはあちこちでぶつかって、転んで泣くわ・・・。Hは落ち着いて話す暇もありません。

全員、家庭を持ちながらも、やはり通訳翻訳の仕事を続けていると言うのも嬉しいことです。W以外はももうこの会社を辞めているにも関わらず、みんな何かしらの形でこの会社と繋がっていると言うのも不思議なような、でも頷けるような気がしました。

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