2011年7月29日金曜日

学費

ノースカロライナ州への引越目的は、シナコの大学の授業料が、州の居住者と認められて、現行の州外の授業料から、約4分の1の州内の授業料へ減額となるためでありました。(居住者と認められるには、最低12ヶ月間ノースカロライナに住んでいることが条件です。)

12ヶ月が経過したので、授業料の切替申請を提出しました。子供達の扶養者であるコイオがアメリカ在住ではないために、私だけがノースカロライナに住んでいて、果たしてそれでも州内の授業料が認められるか一抹の不安はあったのですが・・・。

じゃじゃじゃーん! 
シナコの授業料の請求を見ますと、見事に減額されておりました。
これでノースカロライナに引越した甲斐がありました!

ほんと、よかった。
生活が随分と楽になります。

2011年7月26日火曜日

裸スキャン その後(2)

下のブログに関して、こんな事件があったと教えて頂きました。
http://www.asahi.com/international/update/0720/TKY201107200457.html

空港のセキュリティーを担当しているTSAの係員は、権限を笠に着て、中にはかなり威張っている人がいますから、気をつけねばなりません。

そう言えば数年前にあまりにパソコンのセキュリティー作業が厳重で、時間がかかりすぎて飛行機に乗り遅れるそうになるほどのろく、それに対して腹を立てた男性が警察に突き出されていましたっけ。

血の気の多い人たちは、ここはぐっと堪えて冷静になりましょう。

(それはアンタや!という突っ込みが聞こえて参ります。)

2011年7月25日月曜日

裸スキャン その後

またしても移動で空港へ行きました。

見知らぬ監視員に裸を見られること自体はどうでもいいのですが、ボディースキャナーと従来の探知機とでは、所要時間が違います。探知機なら、すっと通過してアラームが鳴らなければそれでOKなのですが、ボディースキャナーの場合は、いちいち中で両手を上げてスキャナーが動くのをじっと待ち、その後、外に出て、別室でチェックしている人からスキャン結果がスキャナーの側にいるセキュリティー担当者に連絡が来るまで待機しなければなりません。

できるだけさっさか終わりたいですから、スキャナーと探知機の両方が使用されているときは、私は進んで探知機の方へ行くわけです。

プラス、もう1つ別の理由があります。


アメリカのセキュリティーチェックでは、靴を脱ぐことになっています。
今は夏。裸足の旅行者が多いのですよね。


スキャナーの前にあるマットの上、スキャナーの中、出たところのマットの上と言う3カ所には、黄色い足の形を書いたマークがあります。つまりここに立てと言う印です。

昨日のことです。スキャナーも探知機も両方ありましたので、私は自分の荷物がX線に入ったのを見届けて、さっと探知機の前へ行きました。すると係員が、あっちへ行けとスキャナーを指差しましたので、しぶしぶスキャナーへ入りました。係員に「黄色いマークの上に足を置いて」と言われたのですが、わざとそのマークから足を外して立ちました。

すると、「だめ、ちゃんとマークの上に足を置いて」と言われたので、
「嫌です、スプレー撒いてくれたら足を置いてもいいけれど、このままそこに立つのは嫌です。」
「スプレーなんかない。それが嫌なら、パットダウン(手で体を触っての検査)になるけど、それでもいいのか?」
側にスプレーがあったので、「そこにスプレーあるじゃない」と言ったのに、
「スプレーは撒きません。いやならパットダウンです。」
ってことで、パットダウンへ送られました。

何故私が黄色い足マークに立つのを嫌がったか。
それは、水虫がうつるのを恐れてです。

昨日は私もゴム草履(ビーチサンダルというハイカラな名前もあるが)でありました。裸足でどこの誰が立ったかもわからぬ足マークに重ねて自分の裸足の足を置くなんて言語道断だったのであります。
「水虫うつりたくないもん!」って言うと、パットダウンの検査員は「確かに。あなたの気持ちはよくわかるわ」と笑っていました。

「ちょっと、真面目に水虫対策考えたセキュリティーチェックにして欲しいよ」って言うと、
「靴下はきなさい」と一言。

・・・そっか。

これからは裸足の時はセキュリティーチェック用に靴下を着用することに致します。(実は昨日も機内で寒い時の為に持ち歩いていたのですが、思いつきませんでした。)

2011年7月23日土曜日

吉瀬美智子(2)

うふふふ・・・。予告通り行って来ました。
そ、吉瀬美智子の写真をネットからダウンロードして印刷したものを携えて美容院に。


日本人の美容師さんですが在米ウン十年。当然吉瀬美智子は知らはりません。

「こんな髪型にしてください」
「はい、こんな感じでね」
「ね、この人知ってます?」
「いえ・・・」
「日本で今ドラマとかに出てる女優さんで吉瀬美智子って言うんですって」
「あ、そうなの?」
「うん、で、似てるって言われたものだから、どうせなら髪型も同じにしようと思って」
「・・・そ、そう言えば・・・輪郭とか似てますよね・・・」
「・・・輪郭?・・・。ま、中にある物は同じですもんね・・・」
「そうですよ、同じ感じですね・・・」
「違うわよ、中にあるのは目と鼻と口で同じで、お尻とかついてませんってこと」
「・・・いえ、そういう意味じゃ・・・同じように似てるなぁと・・・」
「無理せんでよろしい」
「・・・いえ、もしかして若い頃の写真を持って来られたのかと思いました・・・」

ここまで言われたらチップ狙いのお世辞なのは丸わかりだけれど、それでも恥ずかしげもなく「吉瀬美智子カット」を敢行。

果たして出来上がりは。

帰宅してシナコに、
「ね、ママ、この人みたいな感じ?」と聞くと、
後ろ姿の写真と見比べて、
「後ろからは同じ感じだけど・・・前からは全然似てない。なんか子供みたい。前髪、短過ぎ」

確かに写真の前髪よりずいぶん短く切られて・・・。

そうだ、前髪のせいだ! 似てないのは絶対に前髪のせいだ!

2011年7月18日月曜日

めまい、その後

いろんな方から、その後の体調をご心配頂き、ありがとうございます。

その後めまいは全く出ません・・・と言うことは実はなくって、ときどきあるのですが、どうやら自分でコントロールもできるようになった模様です。

目が回るのは決まってベッドに横になって、頭を左方向に振った時。
あ、来るなと思って、そのままにしていると、案の定天井がぐるぐる回ります。
来るなと思った瞬間に、ぐっと目をつむっていると何事もなく過ぎ去ります。
その次に再度頭を振っても、もう目は回ったりしないのですよね。

うーん、何なんでしょうね。三半規管なら、必ず頭を振れば目が回ることになりそうだし、最初の一回だけっていうのも、何か変。

いずれにせよ、普段はまったく出ないので大丈夫そうです。

加えて保険の続報ですが、めでたく加入致しました。
7月15日からの加入申し込みをしていたのですが、ふたを開けて見ると8月1日付けでした。8月だと5日から日本に帰省しますので、どうせアメリカの病院は予約をしないと見てもらえないし、それなら日本でお医者さんに行った方が早いかもしれません。

ってことで、慌てて保険に入ったものの、結局しばらくは利用しないかも・・・。

2011年7月16日土曜日

吉瀬美智子

って名前の女優、ご存知ですか?
当然、私は知らなかったのですが。

今日、ある方に、似ていると言われ、ネットで調べてみて狂喜乱舞しております。
だって、「美智子」と言う名前からして年配の女優かと思いきや結構若い人でしたし、写真を見て、樹木希林タイプの女優さんではなく、れっきとしたメインストリームの美人女優であるのがわかりましたし。

実際写真を見て、かろうじて似ていると言えば鼻の形(ちょっと鷲鼻)くらいしかない・・・と思いつつも、やっぱり美人に似てると言われると悪い気はしませんよね。

・・・恐らく本当の美人の場合、生まれてから常に美人って言われているし、本人も自覚があるので多少のことでは喜ばないのでしょうが、私のように十人並みの場合には、ちょっとしたことで嬉しい訳ですよ。

ま、そのような心理構造を熟知して、おだてるために言われたのかどうかはわかりませんが、取りあえずは、非常に気分の良い一日を過ごすしたのでありました。(いえ、1日と言わず、この効能は1年くらい続くかも。)

嗚呼、でも残念なのは、在米期間の長い我が友人に、「私って吉瀬美智子に似てるんだって!」って威張っても、
「だれそれ?」
で、会話はおわってしまいそうであります。

でもいいわ。次は吉瀬美智子のブロマイドを持って行って、美容室で同じ髪型に切ってもらおうっと。


・・・だれですか、惨めになるだけだから、そんなことは辞めなさいって言っているのは・・・。

2011年7月7日木曜日

テレビ(3)

文明開化の灯がともりました!
我が家でテレビが見られるようになりました!

ずいぶん前に「テレビ」というタイトルでブログを書いたのですが、そこにMikikoさんという方から、「増幅器付屋内HDアンテナ」を試してはというコメントを頂きました。

調べて見ると値段もさほど高くないし、使えなければアメリカお得意の返品と言う手があるよとのアドバイスも付け加わっていたので、駄目元でアマゾンに注文しました。2タイプ紹介して頂いたのですが、私が注文したのは形も単なるフラットパネルで、置き場所にも困らなそうだったこれ。

RCA ANT1650 Flat Digital Amplified Indoor TV Antenna
Item model number: ANT1650 


昨日届きましたので早速接続してみました。


・・・けれど何も映らない。
やっぱりね〜。
と思ったものの、あ、もしかして初期のチャンネル設定をしてないからかも。
思い直して、テレビの設定を一からやり直しました。

すると・・・。
同じくMikikoさんが教えて下さった、「この付近でどのくらいの局数をアンテナ受信できるかが分かる」サイトで調べた時は6局となっていたのですが・・・。
ジャジャジャ〜ン! なんと20局も入ります!
ま、そのうち3局はスペイン語放送だから数のうちには入りませんが。

画像もきれいだし、ほんと言う事ありません。
ごくたまに画像がモザイクになって乱れたり音声が飛ぶこともあるけれど、視聴に影響のない程度。
ローカル局ですがアメリカの3大ネットワークは見られるし、何だかよくわかんないけどUNCのチャンネルが3つ、CWとかもあるし。

そもそもテレビを見ないから、どの局で何をやっているのかまだよくわからないのですが、取りあえずスイッチを押せばお天気は分かるし、ニュースも見られる。
トークショー、リアリティーショー、芸能情報、ドラマもやっているから十分暇つぶしになります。

今朝もついついThe Doctorsという、朝の主婦向け(?)健康トークショーを見てしまい、今日のテーマは「恥ずかしい体の問題」だったのですが、そこでデベソは英語でoutie、ヘベソがinnieと言うのを初めて知りました。テレビもためになります。

それにしてもたった1ヶ月分の視聴料(20局そこそこなら2ヶ月分か)で、未来永劫視聴料を払わずしてテレビが見られるなんて、こんな嬉しい話はありません。更にチャンネルが100もあって何が何だかわらかなかった昔に比べれば、20局くらいなら何とか覚えられるかも。

Mikikoさん、ありがとう!!

2011年7月6日水曜日

めまい&保険

今日は目眩はずいぶんとましです。ほとんどないと言って良いくらい。
目眩のお陰で、いままで入らないとあかんなぁと思いつつ放置していた健康保険の加入に本腰を入れることができたのは良かったのかも。

一昨日から複数の保険のエージェントと何度も電話で話し、ネットでいろいろ調べて、ようやく今日はプランを絞り込むにまで至りました。

保険ブローカーの窓口に行く訳でなく、全てネットでやっているわけですが、ある特定の保険会社を選んで見積りを依頼しようとしても、結局はその保険を扱っているブローカーのサイトに案内されるのですよね。そこで分からない事があると、そのブローカーに電話してと言う具合でした。

お陰でこの国の健康保険の事がよくわかりました。つくづくこの国の国民でなくてよかった・・・日本の健康保険というオプションがあって良かったと思います。(月々いくら払っているのか知らないけれど・・・。)

というわけで私のニーズにマッチした保険を探しました。私の場合は、這ってでも飛行機に乗って日本に帰ることが出来る病状であれば日本の保険が使えますから(多分)、アメリカでの保険の必要性はそんなことも出来ない大病になるか、意識を失って知らない間に脳外科手術を受けているなどという、緊急で重大な病気などの場合。それ以外のマイナーな病気であれば、保険を使わなくても自腹でもなんとか払う事はできるでしょう。

昨日も書きましたが、アメリカの健康保険に「免責」はつきもの。グループ保険(雇用者を通して加入する保険)の場合は、去年まであったコイオの会社の保険もそうだったのですが、免責がゼロの場合もあります。けれども個人の保険では免責ゼロと言うのはないことがわかりました。最低の免責で年間1000ドル。けれど月々の保険料は700ドルでした。

しょっちゅう医者にかかることがわかっていて、軽く免責額を越える自信のある人はいいのですが、私のように普段健康なものにとって、月々高い保険料を払ってまで免責を下げる必要性はなさそうです。私に必要なの脳外科手術で5万ドル請求されたときに自己破産しないで済むことです。

話が横道にそれますが、今日電話で話したエージェントの中にクリス君という人がおりました。彼はかなり正直な人と思えこんな助言をしてくれました。

「この国の保険会社と言ったら自分たちがもうける事しか考えていない。けど保険が必要ならその中から選ぶしかないんだよ。僕はエトナの保険に入っているけれど、毎年保険料をどんどん上げて来るんだ。(ちなみにこのブローカーではエトナは扱っていません・・・。)保険に加入して2回しか医者にかかってないのに。去年まで160ドルだったのが、今年は200ドルだよ。僕の免責は1万ドル。普段は病気しないからいいんだ。あなたは大病した事ないか知らないと思うけど、僕は若い頃に2回手術をしたことがある。簡単な肩の手術で2万ドルかかるんだよ。僕には貯金もなけりゃ資産もない。だから病気になった時の医療費の支払いの事なんか全然心配してないんだ。心配するのは自分の体が回復するかどうかだ。お金は払えなければ自己破産すればいい。けれどあなたは家族もいて資産も貯金もあるならそう言う訳には行かないでしょ。だからあなたの場合は大病をしたときに困らないようにすること。」

彼の言う事は非常に的を射ていてその通りだったのだけれど、彼は「あなたに合う保険はもうこれしかない」と決めつけて薦めて来たので、ちょっと考えさせて、と言ったら怒って切ってしまいました。たしかにそれまで30分くらいいろいろ質問もしていたのだから、ええ加減にせぇと思ったのでしょうが。

クリスの言うように、この国では健康保険に入っていたにも関わらず、一度の大病で自己破産に追いやられたという例は後を絶ちません。

そこで日本の人には馴染みがないアメリカの健康保険が大まかにどんな内容なのかご説明しましょう。(私も今回ようやくわかったのですが。)

まず最初に用語の説明です。

「免責」とは、1年間の医療費の中で、その額までは自己負担しなければならない金額です。1年間とは、カレンダー年の1年間ですので、1月〜12月の12ヶ月をさします。

Co-insuranceとは免責額を越えた部分の医療費の自己負担の割合をさします。Co-insuranceで一般的なのは20%ですが、0%〜40%までいろいろあります。Co-insuranceが20%であれば免責を越えた部分の更に2割が自己負担となります。Co-insuranceには通常上限があり、免責額と同額なのが一般的です。例えば免責が5000ドルですと、Co-insuranceの上限も5000ドル。つまり年間の自己負担額の上限は1万ドルです。(指定医療機関を使った場合でです。)

Co-payとは、1回の医師の診察料に対しての自己負担額。Co-payが35ドルの契約であれば、医師の診察料が80ドルであっても自己負担は35ドルです。(検査費などは含まれません。)通常の医師の診察料は50ドル〜100ドルくらい。

他にも、PPOやPOSと言った違いもあります。PPOの場合は、保険会社指定の医療機関に属した所にかかれば割引が適用されます。指定ネットワーク外の診療機関にかかることもできますが、この場合は割引はありませんし、「免責額」が倍額になります。(ということで極力ネットワーク内の医者にかかるべし。)POSの場合は、主治医を定め主治医の紹介状がなければ専門医にかかれないなどの制約がありますので、私はPOSを定めている保険会社は選びませんでした。

PPOでネットワーク内の医療機関にかかった時の割引率は、保険無しの金額の15〜40%引きというのが通常です。(これが健康保険に入っているメリットと言えます。)

と言う事で、具体的に私が比較した保険会社と内容です。

まず免責額は5000ドルに設定しました。ちなみに免責3000ドル、3500ドルとの月額保険料の差は50〜70ドル。平均で60ドルx12ヶ月=720ドル。絶対に払わなければいけない720ドルと、もしかして払わなければいけない2000ドルを比較し、おそらく1年で医療費が1000ドルに達することもなさそうな自分の健康状態を思い5000ドルを選びました。(間違ってたかなぁ・・・。)

Co-insuranceは0%を選びました。先にも書きましたように、私の心配はある日突然、くも膜下出血で脳外科手術を受けるような場合。そのときに5万ドルかかったとして、免責額5000ドルに加えて、2割のCo-insuranceを払うとすれば、更に9000ドル。一度に14000ドルの出費は困難です。Co-insuranceの0%を選択すると、UnitedHealth以外はCopayのオプションがありません。つまり診察料は100%自己負担です。

と言う事で3社に絞り、同じような条件で保険料を比較しました。

免責5000ドル、Co-insurance 0%の場合
UnitedHealth  Copay $35  月額$391 +Dental $70 = $461 (クリスのお勧め)
CIGNA   Copayなし(全額自己負担) 月額$235 +Dental $34 = $279
Aetna    Copayなし(全額自己負担) 月額$307 +Dental $19=$326 (ただし歯の保険の内容がクリーニングくらいしかカバーしてない)

どの保険も「予防医療」、つまり子宮がん検診やマンモグラムなどは100%カバーされています。

各社ちょっとずつ内容に違いがあって、(全く同じ条件じゃないのが選択を難しくするところ)例えばAETNAやUnitedHealthは海外での受診もネットワーク外として扱ってくれるけれど、CIGNAは救急以外は適用外。処方薬に対してもカバーされる範囲に差があります。

最終的にはCIGNAかAETNAになったのですが、同様の内容なのに保険料に70ドル近い差があり、この違いが何なのか尋ねてみました。複数のエージェントに尋ねましたが、同じ回答が返ってきました。「CIGNAは審査が厳しくて、健康な人しか加入させない」とのこと。

と言う事で、最終的にCIGNAに申し込もうと思うわけですが・・・自称健康な私、審査に通るかなぁ。

加えて本当にこの保険で良いのかなぁ。何かアドバイスありますでしょうか?。

2011年7月5日火曜日

めまい

一昨日から目眩に悩まされております。

朝起き抜けにジョダの散歩に出かけようとしたら、くらっと来ました。立ちくらみかなとそのまま散歩に出たのですが、頭がクラクラしてこれは散歩どころじゃないと引き返しました。

貧血かな、朝ご飯食べてないし・・・と思って、慌てて朝ご飯を食べ、まだ頭はくらってするけれど、ジョダは恨めしい感じで待っているし、再び散歩へ。(目の前が真っ暗にならないから、立ちくらみではなさそう。)

しかしやはりクラクラして、このまま散歩に出たら行き倒れになってそのまま帰らぬ人になるんじゃ・・・と散歩を続ける自信がなく、すぐさま家に帰りました。

目眩と言っても、7〜8年前になったあの天井がぐるぐる回るほどのものではありません。あの時は「このまま治って再発しなかったらウィルスが三半規管に入ってなった一過性のもの、今後時々再発するようならメニエールです」なんて、分かったような分からんような診断だったのですが、それからは全く再発はありませんでした。

今回のはぐるぐるまでは行かないのです。が、頭を動かすと、4分の1回転くらいを繰り返すような感じ。目をつむると余計に気持ちが悪くなるので、目は閉じない方がいいし、頭もなるべく動かさない方がいい。動かす度にくらっと来るようです。

貧血かもしれぬとその日はいつになく3食しっかりと食べ、(その結果1日にして1キロ増)ほぼ一日ベッドで横になって過ごしたら、翌日は目眩はなくなっていました。

そんな訳で昨日は元気に打ちっぱなしにまで出かけたのですが、昨夜、ベッドで本を読んでいて、ふと頭を横に動かした途端、くらっと来ました。目が回って気持ち悪くなったのでそのまま電気を消して寝ました。

今朝は5時前に起き、今日からオクラホマのおばあちゃんの家に遊びに行くシナコを空港に送って行ったのですが、ふらつきが治りません。気持ちも悪いから、シナコを空港で落としてすぐさま家へ帰り、また横になりました。

次に起きた時はましになっていると一瞬思ったのですが、どうやらそうでもなさそう。とにかく動く度に頭がくらっと来て、めちゃくちゃ気持ち悪い! じっとしてるといいんですけど・・・。

今朝からインターネットも調子が悪く、アップルのサポートセンターに電話したら、それがルーターのせいだと分かり(ルーターのセキュリティーのセットアップがマックと合わないらしい)、新しいルーターを買いに行きたいけれど、それもままならず。ミルクもヨーグルトもなくなって買いに行きたいけれど・・・。

明日にはちょっとましになっていますように。

そんな訳で、急に気弱になって、昨日から健康保険に入らねばと複数の保険会社に問い合わせを始めました。今は見積り待ち。

保険の種類がいろいろありすぎて、PPO、POS、ネットワークの厳密な違いもわからないし、HSAオプションってのがあるものがあるけれど、それを付けて月々の保険料を下げた方がいいのか・・・。(HSAと言うのは、免責額を高く設定するかわりに必要時の医療費にあてるための免税の貯蓄ができるもの。)

考えてみれば保険なんだから、傷害保険や自動車保険のように「免責」があるのはおかしくないけれど、日本の健康保険には免責なんてないから、健康保険なのに免責があるっていうのはやっぱり違和感がある。けれど免責額の低い保険は、月々の保険料もものすごーく高いのですよね。免責ゼロなんて選んだら、月額700ドルは下らない。そんなの出してられないもんね。免責ゼロにするなら、意地でも病気にならないと。

あー、頭痛い。
ほんと、まじで、文字通り頭痛いし、首も痛い! 
(何のビョーキだろー。)

2011年7月4日月曜日

チャーハン

その昔、芦屋駅の近くは大原町に「みゆき亭」という中華料理店がありました。中華料理店ったって、我が家が食べた事があるのは、ここのチャーハンとラーメンだけなので、他にメニューがあったのかどうかすら覚えてません。

あ、確か一度だけ「冷やし中華」を食べた事がありました。当時冷やし中華はまだまだ主流な食べ物でなく、私もその日が初めてでした。多分暑かったのでしょう。冷たいラーメンでも出てくると期待していたのですが、食べてみたら酸っぱかったのでびっくり。期待を裏切られ、おいしくないと思い、全部食べる事ができませんでした。たしかまだ小学生だったと思います。

我が家では「みゆきさん」と呼んでいましたが、確かあの冷やし中華はめずらしくお店で母と二人で食べたような記憶がありますが、普段はもっぱら出前でした。毎年我が家の年越しは、年越し蕎麦ならぬ、みゆきさんの「年越しラーメン」でした。

ラーメンは普通でしたが、みゆきさんのチャーハンが本当においしかったのです。実は私は未だにみゆきさんのチャーハンよりもおいしいチャーハンを食べた事がないのです。当時も本格的に中華を食べる時は神戸の中華料理屋さんに行っていましたが、そこのチャーハンより、どこの中華料理店のチャーハンより、みゆきさんのチャーハンはおいしかったのです。

大きなエビが入っていて、確かチャーシューも入っていました。卵もネギも。入っている物は他所と別段変わらないんだけれど、あの香ばしい香りと味。本当においしかったのです。

ところがそのお店がある日突然閉店してしまいました。いつごろのことか記憶にないのですが、私が高校生くらい?中学? お店はコックをしている父親と配達をしている息子の二人で切り盛りをしていたのですが、息子の方がばくちで借金を作り自殺したと言う噂でした。

以来、みゆきさんのチャーハンを凌ぐチャーハンを求めていました。

ずっと出会えないでいたのですが、実は最近になって「近い」ものをアメリカで見つけました。それは、タイ料理のレストランで出されるチャーハンなのです。

みゆきさんのあのぱらぱらしたチャーハンよりはしっとりしているのですが、味や香り、香ばしさにはかなり近い物があります。しかも、複数のタイレストランで似たような味なのです。これはタイのチャーハンに秘密がありそう。

そこで味の秘密を調べてみました。するとわかったのが、タイのチャーハンには「ナンプラー」が使われているってこと。

みゆきさんのチャーハンのあの独特の香りはエビにあったんじゃないかと思うのですが、もしかしたらナンプラーがそれに近い香りを醸し出してくれるのかも。今度、アジア食品店に行ってナンプラーを買ってタイ風チャーハンでみゆきさんの味に迫ってみたいと思います。

2011年7月3日日曜日

花火の謎

オハイオに暮らしていた頃、オハイオ州内(だったと思う)や、そこから近隣の州へ出かけたときに、たいていは高速沿いの他には何もない田舎に「Fireworks(花火)」と書いた倉庫のような大きな店を時々見かけた。

1年中使う訳でもない花火の専門店って言うのもおかしいし、Fireworksって名前のチェーンのお店なんだろうか・・・と疑問に思っていた。さしたる疑問でもないから、わざわざ高速を降りて店を見に行く訳でもなく、見かけた後は忘れてしまって、別に誰に尋ねるでもなく過ごして来た。けれどやはり見る度に「ほんとうに花火屋なんだろうか・・・」と疑問に思って来たのである。

今夏、アメリカの南部/南西部はひどい干ばつで、特にテキサス州では多くの町や郡が、毎年独立記念日前後に行われる花火大会を取りやめただけでなく、花火の販売を全面的に中止したそう。そのため今日のNYTimesにも花火に関する記事があった。

それを読んで長年の謎が少し解けた。

私が高校生の時に交換留学で暮らしたのはアリゾナ州。アリゾナは乾燥しているので花火は禁止されていたが7月4日の独立記念日の日だけ花火が許可されていた。確かこうした法律はアリゾナだけでなく、当時はアメリカ各地で同じような規制があったように記憶している。

今日の記事で知ったのが、花火を禁止していた大きな理由は火事よりは火傷を心配しての事だったらしい。ところが近年花火がより安全なものになったこともあって、花火の販売と一般人の花火の使用を許可する州や自治体が増えて来た。打ち上げ花火だけは規制しているところがまだ多いらしいが。

そしてこのところ、この許可合戦に拍車がかかっているらしい。というのも販売が禁止されている州や自治体の住民はお隣の州や町へ行けば花火が買える。すると禁止している側は花火販売のライセンス料や税収を取りそびれ、お金は近隣の州や町へ落ちてしまう。どっちみち花火をやっている住民には目をつぶって来たわけだから、ならば自分のところで買ってもらって自治体の収入を増やすべきじゃないか。景気も悪くてただでさえ税収が減っているのに、これを逃す手はない・・・と言う発想らしい。

そうなんだ。花火販売にはライセンスが必要。販売も年中許可されているところは珍しく、たいていは独立記念日に先立って数週間のみ。一年中売り上げがあるわけでない特殊な店を都心には構えまい。1年のうち1ヶ月やそこらしか営業しないような店なら田舎に置くのはわかる。高速沿いなら通りがかかりに存在を認められ、お客さんも1年に1度、この時とばかり遠出して買いに来るのかな。

今度通りかかったら、思い切って覗いてみようっと。