見知らぬ監視員に裸を見られること自体はどうでもいいのですが、ボディースキャナーと従来の探知機とでは、所要時間が違います。探知機なら、すっと通過してアラームが鳴らなければそれでOKなのですが、ボディースキャナーの場合は、いちいち中で両手を上げてスキャナーが動くのをじっと待ち、その後、外に出て、別室でチェックしている人からスキャン結果がスキャナーの側にいるセキュリティー担当者に連絡が来るまで待機しなければなりません。
できるだけさっさか終わりたいですから、スキャナーと探知機の両方が使用されているときは、私は進んで探知機の方へ行くわけです。
プラス、もう1つ別の理由があります。
アメリカのセキュリティーチェックでは、靴を脱ぐことになっています。
今は夏。裸足の旅行者が多いのですよね。
スキャナーの前にあるマットの上、スキャナーの中、出たところのマットの上と言う3カ所には、黄色い足の形を書いたマークがあります。つまりここに立てと言う印です。
昨日のことです。スキャナーも探知機も両方ありましたので、私は自分の荷物がX線に入ったのを見届けて、さっと探知機の前へ行きました。すると係員が、あっちへ行けとスキャナーを指差しましたので、しぶしぶスキャナーへ入りました。係員に「黄色いマークの上に足を置いて」と言われたのですが、わざとそのマークから足を外して立ちました。
すると、「だめ、ちゃんとマークの上に足を置いて」と言われたので、
「嫌です、スプレー撒いてくれたら足を置いてもいいけれど、このままそこに立つのは嫌です。」
「スプレーなんかない。それが嫌なら、パットダウン(手で体を触っての検査)になるけど、それでもいいのか?」
側にスプレーがあったので、「そこにスプレーあるじゃない」と言ったのに、
「スプレーは撒きません。いやならパットダウンです。」
ってことで、パットダウンへ送られました。
何故私が黄色い足マークに立つのを嫌がったか。
それは、水虫がうつるのを恐れてです。
昨日は私もゴム草履(ビーチサンダルというハイカラな名前もあるが)でありました。裸足でどこの誰が立ったかもわからぬ足マークに重ねて自分の裸足の足を置くなんて言語道断だったのであります。
「水虫うつりたくないもん!」って言うと、パットダウンの検査員は「確かに。あなたの気持ちはよくわかるわ」と笑っていました。
「ちょっと、真面目に水虫対策考えたセキュリティーチェックにして欲しいよ」って言うと、
「靴下はきなさい」と一言。
・・・そっか。
これからは裸足の時はセキュリティーチェック用に靴下を着用することに致します。(実は昨日も機内で寒い時の為に持ち歩いていたのですが、思いつきませんでした。)
以前、パリの美容院の話題で噛みつ、もとい、反応したものです。また来ました。
返信削除セキュリティの問題、結構深刻ですね。先日も
http://www.asahi.com/international/update/0720/TKY201107200457.html
のような事件があったそうですし。アメリカでは公共の場所でちょっともめ事を起こすと即、逮捕ですからね。水虫避けて逮捕では、ペイできないですし。
…とは言え水虫対策、確かに必要です。私はサニタイザージェルを靴の中に塗ったくって、足の指の間にもぐりぐりやってます。おっさんですけど、それだけで一日さわやか。娘の足の方が臭かったりする(笑)
お試しあれ。
裸足でマットもアレですけど、日本の上履きスリッパは最悪です。
おお、私のように向こう見ずにも検査員に食って掛かった人もいたのですね。TSAの人たちは権力者として威張ってますから・・・ほんのちょっと口答えしただけで偉い目に遭うのですですよね。以前セキュリティーの列に並ぶのにロープがしてありますが、その迷路のようなロープをグルグル歩くよりは、誰も並んでないのだからと、次々と人がロープの下をくぐっている。私もそうしたら運悪く見とがめられて、「並び直せ」と。「だってみんなそうしてるじゃない。」並び直したら、後ろから来た人の更に後ろに並ぶことに。しばらく反論しましたが、頑として聞き入れないので徹底的に無視していたら、とうとうあきらめてくれましたが、中には強硬手段に出る人もいるのでしょうね。血の気の多い性格なので以後気をつけねば・・・。
返信削除コメントにあった朝日新聞のリンク、ブログに採用させて頂きますね。
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