2011年12月31日土曜日

オクラホマ

アメリカの母と叔母が同居する家に滞在中。
老人ふたりの生活なので、毎日めっちゃゆっくりモード(笑)。

ソファーでめいめいが膝にパソコン載せて、それを読んだりキーボードたたきながら、時々横に置いた携帯をチェックして、テキストメッセージ書きながら、テレビを見ている・・・・。
(我が家での様子と大差ないです。)

夜は映画をみたりフットボールの試合を見たりという具合であります。

お母さんと娘のベッツィーは絶縁状況。従妹のホープの家に泊まっていますが、会いにも来ないし、勿論電話で話もしないけれど、息子のオースティンは一昨日から今日まではここに泊まっていました。今夜はホープの家に移って行きました。

もしかしたらベッツィーに会えないのかなと思ってたら、昨日はオースティンを連れてお母さんは田舎の土地をチェックに出掛けたので、私は叔母さんと2人でホープの家へ。叔母さんはすぐに帰りましたが私はそのまま昨夜はホープの家に泊まりました。

夜は女3人で出掛けて、なかなか盛り上がって楽しかったです。
今朝、お母さんの家に戻って来ました。

今日はお母さんと叔母さんとランチに出掛け、帰りに郵便局に寄ったのですが、その後の2人の会話が傑作。

お母さんは郵便局で大きな封筒を買い、車で待っていた叔母さんに封筒を渡しながら、
「ほら、昔、HardでLong(硬くて長い)のを買ったでしょ、なかったのよ」
「は? HeartとLungの(心臓と肺)のやつって?」
「封筒よ、封筒」
「は? 心臓と肺の封筒って?」

なんか漫才聞いているみたいでした。

そう言えば、オースティンとお母さんと私の3人でIHOPと言うファミレスに行ったときの事。
お母さんはクレープを食べたいとメニューを見ながら、
「このクレープとこっちのクレープではどう違うのかしら?」と、ウェイトレスを呼び止めて聞きました。
「こちらのメニューはクレープは2枚、こちらの方はクレープが4枚入っています。」

それぞれ注文したものを食べていると、
「ねぇ、これ確かクレープが4枚って言ってたわよね。2枚しかないんだけど・・・」

私は向い側に座っていたので、お母さんがメニューのどれを指差して聞いていたのかは知りませんでした。

「だって、それはおばあちゃんが尋ねなかったメニューだよ」
「へっ? そんなことないわ。これは4枚って言ってたやつでしょ?」
「違うよ。クレープのメニューは3つあって、聞いたのは2つだけで、おばあちゃんは聞かなかったのを注文したんだよ。何で聞かないのを注文するのかって思ってたもん。」
「え、そんなことはないわ、これを注文したのよ」
とメニューを見直すお母さん。
「ちがうよ、こっちを注文したんだよ・・・」
笑えます

2011年12月28日水曜日

めっちゃおりこう犬

昨日は、あまり効果はなさそうなものの、お守り代わりに「おりこう首輪」をしたまま、出掛ける30分前に子供用抗ヒスタミン剤のBenadrylシロップを与えました。

訓練の成果あって(?)、「入りなさい」と言うと素直にバッグの中に入ったので、おやつを与えてその隙にバッグのジッパーを閉めました。

空港までのタクシーの中で、バッグの中から爪でバッグを引っ掻くは、中からバッグを噛もうとするは、クンクンうるさいは・・・、こんな様子じゃカウンターでダメって追い返されるんじゃないか。仮にうまく受け入れられても、飛行機に乗っている間中、泣き叫ぶ子供の母親のように、こっちが泣きたくなるんじゃ。

ああもしかして、シナコの再来になるのか!
その昔、キニコが3歳半、シナコが1歳過ぎの時、アメリカのおばあちゃんの85歳の誕生日に日本から2人を連れて行った事がありました。アメリカのお父さんの具合が悪かったのでお見舞いも兼ねていたのですが。その時、ロスだったかサンフランシスコかの乗り換え地から目的地のオクラホマシティーまで、シナコは泣き叫びっぱなし・・・。

そんなことなら1250マイルの運転の方がマシかも・・・。空港から折り返して、車で出掛けるか・・・。

逡巡しながら車は空港に到着。
ジョダ入りバッグを持ち歩く間、ジョダが中でごそごそするので、バランスが悪い。

けれど観念したのか、何が何だかわからなくて戸惑っているのか(多分後者)、震えて静かにしておりました。

カウンターで「イヌとバッグを合わせた重さは?」と聞かれ、
「20ポンドです」と答えると、
「え、本当に?」
バッグがラージサイズだからか・・・。
思わず正直に「いえ、予約当初は20ポンドだったんですけど、ホリデー太りで・・・22ポンドほどです」と言うと、
「あはは、ホリデー太りね。そりゃいいわ。きっとスーツケースもホリデー太りしてるのね、たいていオーバーしてるものね」とは言われたものの、問題なく受け入れてもらいました。

セキュリティーを通るときは、ジョダはバッグから出さねばならず、私が抱っこして金属探知機を通りました。

このあと、素直にバッグに戻ってくれるのか心配しましたが、大丈夫。
基本的に犬をバッグから出してはいけないので、セキュリティーを出たところで、バッグの蓋をあけて、ジョダが頭を出せる状態にしたまま、出発の30分前まで過ごしました。その後搭乗口まで歩いて行くと、既に搭乗は始まってました。

座席は11列目、3席の窓際。座席の下にジョダのバッグを納めました。

到着30分程前に、トイレに席を立った際にお隣の席のおじさんと会話する機会がありました。
「どこまで行くの?」
「オクラホマまで行くんだけれど、イヌを連れてるから、ダラスまでで、そこに迎えに来てもらってるの」
「ほー、イヌを連れて来てるんだ」
「ええ、ここに」とジョダのバッグを指差すと、なんとこの人はその時までジョダをそこにいるのを知らなかったのです! それくらいジョダはおとなしくしてたのであります。

降りる時にこのおじさんには、「これまで会った中で一番の犬」とまで言ってもらい鼻高々。

オクラホマまでの3時間の車の中もおりこうさんでした。

ほんと、シナコよりずっとずっとおりこうさんでありました!

2011年12月26日月曜日

あほイヌ(2)

ペットショップに行きました。
が、やはり医薬品は販売してなかったです。

そこで、ペットショップの販売員のお姉さんが去年イヌを車に載せて旅行したときに効果があったと言う「おりこうになる首輪」と「おとなしくなるオヤツ」なるものを騙されて買って来ました。

ジョダはアレルギー持ちなので、当日初めて特殊な首輪と特殊なオヤツをやって、体調を崩してはいけないので、帰宅後すぐに両方を試してみました。

結果は・・・なんだか普段より興奮している模様。
私が荷造りでバタバタしたり、ジョダの餌を詰めたりしているので、興奮したのかもしれませんが。

明日のジョダ連れ旅行が「不安だ」とアメリカのお母さんに言うと、姪で動物病院に勤める人にすぐさま聞いてくれて、「子供用のBenadryl(抗ヒスタミン剤の入ったアレルギーの薬)が一番効果ある」のだそうです。アレルギー持ちのジョダには常備している薬なので、明日はおりこう首輪に加えて、Benadrylで攻める事に致します。

ジョダ、頼むから、明日は静かにしてね!

あほイヌ

さっきキニコとシナコを空港まで送って帰って来たら・・・
こんなありさま。

オクラホマのお土産にと思って買っていたパネトーネ。
紙袋に入って私の寝室に置いてあったもの。缶に入って密閉されていたはずなのに・・・。


口に合わなかったのか、あまり食べてはいなかったものの・・・。

このパネトーネ、栗が入っていてめっちゃくちゃおいしいのです。(もったいないから救済できた部分は冷凍しました。)

ちょっと値が張るから自宅用には贅沢なのだけれど、以前人からもらって感激して、以来クリスマスシーズンにはWilliams Sonomaへ行って買うのであります。クリスマス過ぎるとセールしてるから狙い目。

今から行ってもうひとつ買って来よう・・・。でもあの時あと3個しか残ってなかったから、まだあるかな。

それにしても食事制限のはずが、こんなもの食べて・・・あいつは飛行機に乗りたくないのか!? 
ジョダなりの反抗なのかもしれませぬ。

本当のところは、食事制限どころか、娘たちがおやつを一杯あげるものだから、ジョダはホリデー太り。マジで飛行機に乗れないかも。

しかもあのキャリーバッグを嫌がって入れるのも大変。もし息抜きにバッグを少し開けでもして、その隙にバッグから飛び出したら・・・収拾がつかなくなるんじゃとドキドキ。

おとなしくしてもらうために精神安定剤を処方してもらおうと今朝獣医さんに電話したら、今日はお休みで救急医の電話番号が案内されました。そちらにかけると、「かかりつけ医ではないのでこれまでのカルテがないですから、診療してからじゃないと処方できません。診療費は90ドル」と言われ断念。いはくペットショップでも今時はそう言う薬も売っているらしいので、今から行って来ます。

あーあ、もうちっと賢いイヌと思ったんだけど。
やっぱ飼い主に似るってか?

2011年12月25日日曜日

クリスマス

今年は家族の写真もないし、面倒だし、もうクリスマスカード兼年賀状は出さず、電子カードだけを身近な人に出して、それでおしまいにするつもりだったのですが、イヴの朝にやっぱりカードを作ろうと思い立ちました。

初めて使うソフトだったし(MacBookに付いて来たやつ)、日本語版と英語版を作り、住所録を整理して・・・と結局ほぼ一日かかりの作業になったけれど、時間をかけて出した甲斐がありました。今日は朝から色んな人からメールで返信があり、こうして友人知人から便りがあって近況を知ることが出来るのがクリスマスカード/年賀状の醍醐味ですよね。

さて、いよいよ明日から娘たちは帰国。私はあさってオクラホマに出発ですが・・・食事制限して体重管理するはずのジョダは、娘たちがたくさんおやつをやって、逆にどんどん体重が増えております。

ペットショップに機内持ち込みペット用のキャリーバッグを買いに行きましたが、想定していたミディアムサイズのバッグにはジョダは収まりきらない事が判明。ラージサイズを買ったのですが、ラージの重さは4.6ポンドほど。バッグとジョダを合わせると、到底制限の20ポンドは軽く越えている・・・。

それにバッグに入れる犬の条件として、「バッグの中で立ち上がれる」ことなのですが、ジョダは体の割には背が高いのであります。ジャックラッセルと同じ胴体だけれど、短足のジャックラッセルとは違って、ラットテリアは足が長いのであります。だからラージサイズのバッグでもジョダは立ち上がる事はできないのですよねー。


てなわけで、もしかしたら明後日は空港で追い返されるかも・・・。

ま、そうなったらそうなったでいいかと思わせる要素がふたつほど。

その1。何故か電子レンジが今日から壊れている。壊れているというより、電源が全然入らない。ブレーカーが飛んでいるわけでもない。我が家の電子レンジはコンロの真上に備え付けてあるタイプのやつ。昨日の夜、二階の屋根裏でずっとごそごそって音がしてたのですよね。もしかしてリスかネズミが屋根裏にいて、配線を噛んだんじゃないか・・・と想像してるのだけれど。修理を呼ぶにも、明後日から不在だと、それもできない・・・。

その2。オクラホマ行きは何時のときも楽しみだったのですが、今回ばかりはそうは行きそうもありません。というのもベッツィーの離婚に加え、お母さんとベッツィーの折り合いが悪く、お母さんは精神的にかなり参っている。当のベッツィーも参っているのだけど。オクラホマに来ているはずのベッツィーも、お母さんには全く連絡を入れないらしく・・・。私もベッツィーに会いたかったけれど、彼女はきっと私がお母さんの側についていると思うだろうから、もしかしたら会えないかも。

私のアメリカの家族に関しては、一昔前までは仲良しだったのに、何時の頃からか色んな事で確執が出来始めて・・・。ひとつにはお金が絡んでいるのです。お母さんがもらっている娘たちの父親の遺族年金。娘たちは自分たちに権利があると言っているらしい。本当のところは私もわからないけれど、でもやっぱりお金はお母さんのものかなと。けれど娘たちは、再婚/再々婚をしたお母さんには、お父さんのお金をもらう権利などないと主張してるみたい。

姉のスーザーンには躁鬱病もあるし、妹のベッツィーのほうは今年の始めに卵巣と子宮の摘出手術を受けてホルモンバランスの崩れもあって余計に精神不安定なのだと思うし、彼女の息子のオースティンは同性愛者だってことを同じく今年の始めにカムアウトし。両親ともなんとかそれは受け入れられているようだけれど、とても優秀な大学に行っていたのにドロップアウトし、一旦は自宅に戻ったものの、父親のアンドリューは大学を辞めた事にすごく腹を立てていたので喧嘩ばかりとなり、結局オースティンはボーイフレンドのいる東海岸へ引越してしまいました・・・。

とにかく色んな事がいっぺんに起こって大変そう。だから今回は私は楽しみに行くと言うよりは、お母さんの話を聞きに行くって感じです。

ほんと、長い人生いろいろあらーな、ってのが今の正直な気持ちっす。

2011年12月20日火曜日

冬休み(2)

ジョダを連れてオクラホマへと計画したものの、1250マイルの21時間余りを思うと、ぞっとして本当にそんなことが可能だろうかとしばしば不安になるのでありました。

これまでに900マイル余りは1日で走行した事はありましたが、あれは少なくとも今までよりは若かりし日。加えて乗客はなく私一人での走行。

対して今度はジョダという乗客があり、しばしばトイレ休憩は要するわ、運転中にうるさいかもしれないから気は散るわ・・・。いろいろと不安要素があるのであります。また往復するにしても、最長で現地でゆっくりできるのは中6日。

考えれば考えるほど無謀に思え、オクラホマ行きを取りやめるかと思いきや、一人でダーラムで過ごすのもあまりに寂しいし、アメリカのお母さんも楽しみにしているし。加えて、実は妹のBetsyがどうやら離婚と言う話になっていて・・・仲いい夫婦だっただけに私自身も非常に残念に思っているのだけれど、その辺の事情も聞いてみたいし・・・そんなこんなで、オクラホマ行きを簡単にはあきらめられない気分でもあったのです。

そもそもジョダは飛行機に機内持ち込みはできないと、以前調査したときの記憶ベースで決めつけていたのですが、念のため再度調べてみる事にしました。

すると機内持ち込みのペットの体重は、キャリー用のバッグの重量も含めて20ポンドが限度と言う事がわかりました。

機内持ち込みが認定されているキャリーバッグで一番軽いものを調べたら、3.6ポンドのものが見つかりました。

そこで、すぐさまジョダの体重を計ってみたら・・・最近は長期でペットホテルに預けられていたのが効を奏してか、体重が減って16.3ポンド。合わせて19.9ポンド!! これなら機内持ち込みが出来るではありませんか! (調査したころはもっと太っていたのかもしれません。)

但し、機内に持ち込めるペットの総数に限りがあるので、先もってエアラインにペット持ち込みの予約をしておかなければ必ずしも持ち込める保証はありません。オクラホマに行くにはダーラムからは乗り換え便となり、これでは長時間になってジョダが可哀想。テキサスのダラスまでなら直行便があるので、ダラスまで迎えに来てもらうことで話は決まりました。(オクラホマシティーからダラスまでは車で3時間余り。)

ダーラムからダラスまでの直行便があるアメリカン航空に電話をしました。一番安いチケットでも650ドルは下らなかったのです(高過ぎて二の足を踏みました)が、持ち合わせたマイル数でチケットはカバーする事はできました。

機内持ち込みのペットの料金は片道125ドル。結局、支払いはジョダの往復料金の250ドルで済みました。

流石に1250マイルの道のりは、まさに「老体に鞭」、もしくは「年寄りの冷や水」に近い状態だったので、飛行機で行ける事になってほっとしています。

今日から出発日までは、試合前のボクサーのごとく、ジョダ君には徹底的な食事制限が課せられそうです。

2011年12月7日水曜日

冬休み

サンクスギビングが終わったと思った途端、街はクリスマス一色になっています。
実際あと10日足らずでシナコは冬休みに突入して帰宅しますし、キニコも22日に帰宅予定。

今年の冬休み、2人の娘は26日から日本へ帰省し1月6日まで滞在。
コイオもパリから日本へ帰省し2日まで滞在。
ただ一人私だけがアメリカにジョダと居残りです。

居残りの理由は、
(1)ジョダを預けまくっているので、自分が日本で楽しむためにまで預けるのはかわいそう。
(2)日本円の銀行残高が少な過ぎて、日本で弾けることができない。

正直なところ、(1)よりは(2)の方が大きな要因か(笑)。

てなわけで、私一人が寂しくアメリカで年末年始を過ごす訳ですが、それじゃぁあまりに悲しすぎる。

そんなことをぼやいていたら、アメリカのお母さんから、「じゃぁ、是非オクラホマに遊びに来なさい」とのお誘い。

確かにオクラホマにはもう7年ほど行っていないし、一人でノースカロライナでお正月を過ごすのもつまらないし、妹のベッツィーもアリゾナから来るというし。

ジョダ連れで行ってもいいのならと言う条件で聞いてみたら、
「サンルームからは裏庭に出られる犬用の出入り口もあるし、裏庭にはフェンスもあるから、大丈夫よ!」と言う回答。
と言う事で、「じゃあ、行くわ」と返答したものの・・・。

今日、その距離をGoogle Mapで調べてみたら・・・。
走行距離 1250マイル(=2000キロ)
走行時間 21時間弱
と、出たではありませんか・・・。

う〜ん。
行くって言ったんだけど・・・。
ちょ、ちょっと、二の足を踏みそうになっております・・・。

2011年12月2日金曜日

疲れたな

ちょっとだけぼやかせてください。

今まで自分の仕事って趣味と実益を兼ねた天職かもって思っていたのです・・・
でも最近になって、違うかもって思い始めてしまいました。

私の性格として、没頭してしまう、好奇心と探究心が旺盛なので疑問を疑問として放置できない・・・そうしていると通訳なんてできなくなってしまうことがしばしばあるのです。

理解できなくても、理屈が合ってなくても、ただ単に通訳のみしているのが通訳の本筋。
だけど、私は理解できなくなると通訳することが困難になるし、理屈に合わないと自分が止まってしまう・・・。

これじゃ、だめなのだとわかっていても・・・。

ちょっとストレスを感じ始めた今日この頃。もしかして、天職じゃなかったのかな。
悩み始めました。