2012年5月6日日曜日

タクシー

シリアのお店から一旦、チカエとマビオの家に行くことに。
土曜の夜はなかなか空車が見つかりません。
ようやくの思いで見つけた一台。

私が最初に後ろのドアを開け、乗り込もうかと思ったけれど、ゆっくり歩いて来るマビオを見て、ドアを開けてると、駐車している車との間が狭くてマビオは通りにくいなと彼を待ったほうがいいかなと。

反対側からチカエが乗り込んだ(と思った)ので、じゃあ私が真ん中の方がいいから、やっぱり先に乗り込もうかと考えた矢先、私が抑えているドアから誰かがタクシーに乗り込んだ。

一瞬何が起きたのかわからなかったのですが、反対側から乗り込んだのもチカエではなく、3人の若い女性があっという間にタクシーに乗り込んでしまいしました。文句を言う暇もなく、勢いドアが閉められ、タクシーは出発。

私が先に見つけたのに! ドアも開けてたし、足の悪い90歳の老人がそのタクシーに向かって歩いて来てるのに!

もう信じられへん!とぶーぶー文句を言っていたら、「過ぎたことは言っても始まらないでしょ、人生、こんなもの」とマビオ。さすが年の功。けど、やっぱり腹立つ!

チカエの家でしばらくくつろいでから、10時半を回ったのでおいとますることに。地下鉄でもそう遠くはないのだけど、お酒も入って眠たかったからタクシーで帰ることに。土曜の夜だからやはりなかなか空車は捕まりません。

しばらくしてやっと一台捕まり、「タイムズスクエアのXXホテルへ」

運転手さんとおしゃべりをしているうちにモロッコ出身と判明。今日二人目のアラブ圏の人。私は興奮してすぐさま得意のアラビア語を披露。

(ほら、よくガイジンで、日本語知ってると得意そうに、「アリガート、コンニチハ」(それしか知らない)言う人いるでしょ? こっちはまたかと苦笑するしかない、みたいな。私はソレのアラビア語版。)

彼が出稼ぎで、別れた奥さんと子供二人と、新しい奥さんと赤ちゃんをモロッコはラバトに残していること、最初の結婚で夢破れたので(せっかく出稼ぎしてお金をためて、やっと家族一緒に暮らせると国に帰ったら、奥さんから「亭主元気で留守がいいから戻って来るなと言われて離婚)、二人目の奥さんにはあまり期待もしてないし夢も持ってないんだ・・・とか言う話をしながら、タクシーはホテルへ到着。

少し気の毒でもあり、ちょっとチップを多めにあげました。

降りて見渡すと・・・一日中深夜まで、お正月の初詣のごとく人混みでまっすぐ歩けないタイムズスクエアの賑々しさがなく、ひっそりとしたビジネス街風。確かに某ホテルの前ではあるけど・・・雰囲気が違いすぎる。

通りかかったカップルに、ここは42丁目?とたずねると、「53丁目ですよ。」

ががーん! 同じホテルながら、違うロケーションで降ろされてました!

てなわけで、そこから20分ほどかけて、ホテルまで歩きました。こんなことなら最初から地下鉄に乗った方が早かった。

話に夢中で全く外を確認してなかった・・・。ほんまにお上りさん、且つアホ丸出しって馬鹿にしてるでしょ?。

酔いさまし&腹ごなしになって丁度良かったもんね。ふんだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿