2011年8月17日水曜日

再びトロントにて

日本からの帰途のトロントです。

帰りは行き以上で、全行程所要時間29時間の長旅です。と言うのも関西の実家から出発し、伊丹から羽田へ飛び、羽田からバスで成田へ。シナコと二人で帰るのですが、成田からはバラバラで、シナコは4時発のユナイテッド。私は5時45分発のエアカナダ。私がトロントでアメリカへの入国手続き(カナダで入国手続きを済ませます)を終えた頃には、シナコはもう家に着いておりました・・・。私は夜9時半発の便まで再び5時間ほど待たねばなりません。

それにしても日本は暑かった! 顔や背中に汗が流れるって感覚、本当に久々。敢えて日中に犬の散歩に出かければ、カロライナでも汗をかきますけれど、日本の場合、家の中でじっとしてたって汗が吹き出て来ます。ちょっと動いたら、もうダラダラ。まさに常に自然のサウナに居る感じ。

お出かけするのにお化粧するにも、汗をかいた顔にお化粧するなんて。(思わずお化粧するためにエアコンかけたりしましたがな。)すぐに汗で化粧が崩れるのもわかってるのですが・・・お化粧無しでは見せられないから仕方なくです。本当に日本の女性はあの暑さでちゃんとお化粧して着飾っていらして、ご苦労様です。だってきれいなお洋服着ても、すぐに汗でぐちゃぐちゃですよ。

その昔ならそれでも電車に乗り込めば、涼しい空気ですぅーっと汗が引く、なんてこともありましたが、今やどこも節電で「弱冷」だから・・・。もわっとしてるんです。

アメリカ人化してハンカチを持つ習慣を失っている私はハンカチを持って行くのを忘れたので買いました。だってトイレに行っても、エアタオルは「節電中」と書かれて電源が切られてましたので。

今後日本に遊びに行く時は極力夏は避けたいと言うのが今回の結論であります。

暑さに加えてもう1つの打撃は円高ドル安であります。私の円口座には殆どお金がなく、そのわずかばかりのお金が、あれよあれよと消えて行く。ご飯を食べるにも電車に乗るにもお金が要りますからね。最後の方は息をするにもお金が要るんじゃないかと錯覚を覚える程、超貧乏になり、口を開けば「お金がない」でした。いえ、ドルならあるんですけど、1ドルが73円ほどになるかと思うと、ドルを円に替える気にはなれませんでしたからね。

と言うことでこの私にしてはめずらしく、一枚も洋服は買いませんでした。雑貨と化粧品、食品に本は買いましたが・・・本当はもっともっと買いたかったなぁ。

お金がないと楽しくないから、もう年末は帰省しないと言いおいて出て来ました。代わりに日本から来て欲しいです。私たちが行くと高いから。けれどキニコとシナコは日本が楽しいと見えて、年末も行きたいと言っているので、その場合は年末の帰省を決めているコイオと一緒に行ってもらいます。

今回の帰省は10日程だったのですが、多くの友人知人と再会しました。当初からほぼ毎日ベースで人と会う予定を入れていましたが、加えて実家に着いた翌朝、元上司の訃報を知り、急遽東京でのお通夜に参列しました。

この元上司には会社を離れてからも機会あるごとに会ったり連絡を取ったりしていましたが、直接の関わりがなくなっても、昔と同じように接し、いつまでも気にかけてくださる人でした。お通夜で再会した人々も異口同音に「面倒見のいい人」だったと言っていましたが、まさにその表現がぴったりだと思いました。この人と人生のどこかで交わった人は、恐らくそれ以降ずっと関わりが続いていたと思います。

「この人に出会わなかったら今の私はいなかった」と上海から来ていた女性が言いましたが、私もそんな一人です。良くも悪しくも(笑)彼によって人生が変わったと感じている人は多いんじゃないでしょうか。

60歳と言う若さで急逝されたことが残念で仕方がありません。病名が判明してわずか2週間で昏睡状態に陥られ、そのまま亡くなってしまいました。常にかっこいい人でしたから、不格好なところをみせることなく、さっと逝ってしまったのかもしれません。偶然にも帰省中だったことで、お別れをすることができたのがせめてもです。

さて、私の出発時刻まではまだ1時間以上あります。
帰宅は真夜中近くになりますので、ちょっと腹ごしらえしてこようかな。

6 件のコメント:

  1. お帰り〜。
    やっぱり、そうやんねー、日本の夏はすごいよね。
    私は日本の夏を20余年経験してない(避けてたから)ねんけど、あいにくと今年は某シンガーのライブツアーの日程の都合で、9月半ばから帰省です。腹はくくってるけどね、ちょっと不安。

    円高もきついー、ほんまに。
    ドル建てのクレカやと為替レートの痛手に加え、外為手数料が3%かかるからね。東京はもちろん、大阪でも一部Hホテルに泊まるねんけど、ドル価格の料金は思ったより高いよ〜。

    急逝された元上司の方、本当に広い人脈を持ってはったみたいやね。偶然とはいえ、お通夜に出る事ができたのは良かったのでは?

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  2. 色々大変だったね。
    お帰りなさい。

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  3. ただいま〜。
    長旅は大変で疲れたし、日本の暑さには閉口したけれど、やはり日本は楽しいわ。老後に暮らすなら、やっぱし日本、それも関西かなぁと認識を新たにした次第。だってやっぱり何を食べてもおいしいし、言葉は通じるし(笑)楽ちんです。

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  4. はやいー。あっという間やったね。
    会えてうれしかったです。

    元上司の方、Jodakoさんに来てほしかったんかもしれんね。

    私はもうずっと関東なのかなー、って思う。関西に居場所はないような、そんな気持ち。

    もーし、Proposalが通って渡米することになったら連絡するね~。

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  5. 他人事に思えず、ついコメントしますが、、私も先月、上司の期間はそんなに長くないものの、重要な仕事を思い切って任せてもらい、「彼がいなければ今の自分もなかった」と思える上司の方が54歳で急死されました。本当に残念ながら、葬儀には参列できませんでした。Jodakoさんが帰省中に元上司の方が亡くなられたのは不幸中の幸い・・もしかしたら、元上司の方の気遣い(呼ばれた?)かも知れませんね。しかし、そのような方が亡くなられるのは本当に辛いことですね。
    長旅かつ多忙な帰省、本当にお疲れ様でした。

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  6. えりちゃん、
    ほんとあっという間やったわ。それにしてもえりちゃんとは大学時代のイタリア旅行以来だったとは我ながら驚いた。もっと会っていたように思ってたよ。キニコはどうやら最後の2−3泊くらいしか千葉に泊まらないらしいわ。汚くして行ったらごめんね。ではお早い来米をお待ちしております。
    Mikikoさん
    ほんとうに偶然とは言え葬儀に参列できたのは良かったです。上司だった頃からすると後々には随分と有名な方になってしまったのですが、それでも何時の時も変わらず接して気にかけてくださるのが嬉しかったです。ご葬儀も彼の人柄を表して世界各国から多くの方が参列されていました。どの人も彼を身近に感じていたのだと思います。それゆえ私も多くの人と再会することができました。彼が亡くなってしまった今後、そうした結びつきは薄れるのかなと思ったりします。

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