2011年4月24日日曜日

夏休み

そうなんです。まだ春になったばかりと言うのに、5月の頭にはキニコとシナコが大学を終えて帰宅します。普通の家庭だったら、子供たちが帰って来て嬉しいというところなんでしょうが・・・。私は戦々恐々としております。・・・特に誰かさんのお戻りには。
キニコはんのほうは夏休みも既に何をするかいろいろと探って目処をつけているのですが、シナコはんのほうは・・・どないしはるんでしょう? 「夏休み中ずっとフランスに行く」とか夢で屁を踏んだような寝ぼけた話をしてはります。

「フランスに行ってなにするわけ?」
「働く」
「んな、仕事なんかあるか」

これは数ヶ月前の会話。しかし優しい(甘い)母親の私は、本当にフランスで働けるのか、去年までパリでワーキングホリデーで働いていた姪っ子に問い合わせてみると、「私が働いていた所を紹介してあげるよ」と。どうやら3ヶ月未満だとビザ無しで働けるらしいです。(それとも闇?)

「本気で働きたいなら、チエに連絡しなさい」と言ったけど、そのまま。
念のため、「もしかして、夏休み中ずっとシナコを引き取ってくれない?」とコイオに持ちかけたら、「断る」のひとこと。やっぱりね。

何と言っても一番頭が痛いのはシナコが運転免許を持っていないこと。以前にも書いたとは思いますが、早く免許を取って送り迎え地獄から解放されたかった私は、シナコが16歳になるや仮免を取らせ、Driving Schoolの費用を払い、直ぐにでも免許が取れるようにお膳立てをしたのですよね。

ところが「忙しくて行けない」と、とうとう18歳になるまでDriving Schoolに行かず(費用の大半は18歳未満のための講習)、それでも3時間分の実地練習は、期限がなくいつでも利用することができたのですが、それすら1度も受けないうちにカロライナへ引越しました。頭に来て、「どうして一度も利用しなかったの!」と怒ったら、「ママが勝手に払ったんでしょ。」こんな経緯があるのです。

移動に公共交通機関が使える都会での生活とは違い、ここでは歩いていけるところは皆無。運転できるか出来ないか、車があるかないかはまさに死活問題なのです。

キニコは既に夏休み中の2ヶ月はインターンでハワイに行くと決めているから頼ることはできません。私だって恐らく今後も仕事で出たり入ったりになるでしょう。一人になったらどうする気やねん? 

いろいろ調べたら、この辺りにもDriving Schoolが2校あって、どちらも家まで迎えに来てくれるそう。5時間と10時間コースがあり(1日1時間)、前者は380ドル、後者は650ドル。後者を選べば8時間の実地練習の後、最後の2時間は実際に免許取得に付き添ってもらうオプションも選べる。2回で合格しなければ、その次からは1回85ドルだそう。

私では時間的にも性格的にも能力的にも教えられないし、キニコは「大人」じゃないので教えられない。この後者のパターンを受けさせて、費用はシナコの出世払いという条件で飲ませるしかないと思っています。素直に飲むかな・・・。

2 件のコメント:

  1. 私も長いこと、このモロコシ畑と大豆畑のど真ん中生活でクルマ送迎を「してもらう」身分だったので、ジョダコママの心配はとってもよくわかる。
    キニコちゃん、自分で遠慮なく運転して動き回れるって、本当にいいよ、楽しめるよ、自分の人生が広がるよ。
    私も丁寧足取り手取りコースをお勧めします、というか、私も親としてそっちを選んだろうな。
    ちなみに、我が家の娘も自動車免許は大学に入学してからとりました。いくら元気な父ちゃんでも、私の職場(片道10分)と娘の大学キャンパス(片道1時間)の両方を毎日送迎するのはイヤになり、「もういい、心配の種が増えてもいい(事故とか)。君たちは自分で運転して動けるようになりなさい!」だって。へへへ。
    キニコちゃん、ほんと、自分で運転できるっていいよ~~~。
    村のナナコおばちゃんより

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  2. おぉそうでしたね! EddyNanakoちゃんは人生半ば(笑)にして免許を取られたことを思い出しました。お父ちゃん、よく耐えたねー。っつうか、免許なくして畑に囲まれたあのような場所に引越そうと思ったところからして勇気ある(笑)。
    実は昨日シナコと会ったのですが、「なんで今年の夏じゃなくちゃいけないの。カロライナにさえいなければ免許要らないから、日本に行く、パリに行く、グリニッチニ行く」と言うておりました。お金も含めて全部自分でやるならお好きにどうぞって答えました。

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