「無料でブログ書いてるなんて、あほらしないか?」
「ジョダコのメールは読んでいて本当に楽しい」
「いつか小説書いて欲しいのよね」
お世辞かおだてか何か知らないけれど、こんな風に言ってくれる友人はいるにはいるのです。文章を書くのが大好きで何度も地方紙の文章コンテストに入選している母も、自分の夢を託してなのか、「何か書いてよ」と私に言う。
確かに私は文章を書くことは好き。
けれど、私の日本語力は、英語力と並んで非常に貧しい。この非常には決して誇張表現でもありません。
最近の若い小説家をある大御所の小説家は日本語が貧しすぎるとこきおろしていましたが、そんな若手が書いた文章にも「そんな言い回しがあったか」と唸ってる私だから、到底文章で飯を食らうプロフェッショナルなんかには成り得ない。
でもね、本って美しい文章だけが命なのかなぁとふと思ったりするのです。
何でもない日常の何でもない瞬間が、人生が、ある人の生きる糧になったりもするのよね。あるいは暇つぶしになったりするのよね、と。
あぁ、大手の出版社が私の稚拙なブログに目を留めてくれて、それが本として刊行されて、ベストセラーにでもなりでもしたら、私は仕事を辞めて、毎日ワイン飲みながら、時々ジョダの散歩とエクササイズを兼ねた散歩して、あとは気ままにブログを書いて一生を終えられるのだがなぁと・・・夢想するのさえエネルギーの無駄だと気がついて、まだ9時過ぎだけれども、早々とベッドに入ることにした。
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