2011年2月1日火曜日

歴史的天候

ニュースでも大々的に報道されているので、アメリカの半分以上の州に影響を及ぼしている現在の天候(大雪、吹雪、アイス)については、私がブログに書くまでもなく周知のことと思います。
それでも個人的にこれまで体験したことがない気象現象なので、敢えてブログに書きますね。

一昨日、北東部から中西部に仕事で移動して来ました。フライトは予定通りで順調だったのですが、中西部に到着してみると、雨。
仕事先は空港から車で1時間ほどの所なので、レンタカーで出発しました。

外は雨ですが、外気温は華氏で23度(-5℃)。
当然のように、車に付いた雨粒は、車が風を切る影響もあってどんどん凍っていく。それとともに視界も悪化。

ワイパーには氷の玉が出来、それが徐々に大きくなって、ワイパーが浮き上がり、フロントグラスをきちんとぬぐってくれなくなる。ウィンドウォッシャー液でそれを拭おうと出してみると、すぐさまシャーベット状に凍ってますます視界は悪化。この間、車速は出しても時速30とか40マイル。

凍ったフロントグラスを溶かそうと、デフロスターは最強・最高温度に設定。すると車内はめちゃくちゃ暑くなってくる。その暑さに耐えながらしばし頑張ると、少しフロントグラスの氷が少し溶ける。

デフロスターを和らげ、しばらく行くと、またワイパーが拭かない箇所から、見えづらくなり・・・。再びデフロスターを最強に。車内は暑くなって。そんなことを繰り返しながら、暑さに負けて、窓を少し開けて冷気を入れようとしたら、氷の粒が車内に振り込んで来た!

あれれ、雨じゃなくて氷の粒だ! フロントグラスに当たる粒の音がうるさくなったはず。と外気温を確かめると21度(-6℃)に。

ウィンドグラスに水滴が付かなくなったのはいいけれど、路上には氷の粒が積もり始め、なかなか運転も危なかしい。

それでも何とか通常の2倍の時間をかけて目的地に到着。
到着したときには車は凍りに包まれておりました。




そして今日。
ほぼ終日「氷」が降っていました。雪でもあられでもなく、また雹でもない「氷」の粒が降るなんて、今回初めて体験しましたよ。おまけに「吹雪」と呼ぶに相応しい強風。(吹雪警報がでております。)

珍しい体験で、少々興奮もしていますが・・・あいにくと言うか予想通りと言うか、明日の帰路の便は欠航。あさってのお昼の便に振り替えましたが・・・どうなりますやら。

ところで、今日のこの悪天候に先立ち、滞在しているアメリカ北東部は今年は何度も大雪に見舞われ、除雪をするのはいいけれど、除けた雪を積む場所がなくて困っています。ボストンなどは、今度雪が降ったら、公園や子供の遊び場をSnow Farm(雪を積んでおく場所)にするしかないと頭を抱えています。

なんしか、今はこんな状態ですから。








毎年大雪に見舞われるミネアポリスでは、先を見越して、少し前にかなりの投資をして1時間当たり30トンの雪を溶かすことが出来る設備(Snow Dragon)を導入したそう。
ボストンも今となっては、そのくらい投資をしておけば良かったと後悔している模様。

それにしても今年は各地で、積雪量の記録が塗り替えられています。

しかも世界中で妙な気象現象がおきてますよね。
この先どうなっちゃうんでしょう・・・。

2 件のコメント:

  1. 水曜日午前2時前に、電話ネットワークでホンダはシャットダウンの連絡。よかった!でも、もっとびっくりしたのは、昨夜は氷に覆われ枝を重くたらしていた木が、今朝は裸!そう夜中の降雨は、気温が高かったのか雨として降り、氷を溶かしたのね。
    でもそれはメアリズ近辺の話で、フランクリン群は全体的に何千軒も停電だって。氷の被害がひどいらしい。私も停電を一番恐れていたのだけど、それは今のところ免れた。これから心配なのは、今日水曜日は強風と雪(1インチ)が予報されていること。風で電線が切れる予報になってます。
    ま、とにかく会社が休みでよかった。ジョダコママも仕事で移動中とのこと。充分に気をつけてください。フライト早く復活するといいね。

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  2. 本当にどうなっちゃんでしょうね〜。
    今回のお仕事は雪に恵まれているというか天候に呪われているというか、出発日から雪で飛行機がキャンセル。その後移動の旅に欠航。今回も結局欠航で移動が1日遅れました。
    今週もまたしても大規模な寒気団が来るみたいでニューイングランドの予報では前回の摂氏マイナス20度を下回る気温になる予想。

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