2011年11月21日月曜日

どちらがせこいでしょう(続編)

昨日の夜は8時まで例のマネージャー君がホテルに靴を取りに来るのを待っていました。外はかなりの豪雨だったので、今夜来るのを取りやめても仕方ないかなと思っていました。

そして今夜も、7時半までは彼が現れるのを待っていましたが、もしかしたら来ないかも、待ちすぎてお店が閉まると連絡も取れなくなる・・・と思い、7時半にお店に電話を入れました。

「マネージャーのオスカーさんはいますか?」
「私です」

・・・ぶっちぎれました。
「オスカー、あなた今日は靴を取りに来るはずじゃなかったの?」
「そうなんですけど、一人休みの人が出て穴埋めをしなければならなかったから・・・」
「それならそれで電話くらいできたでしょ? 私は昨日も8時まで待っていたし、今日だってずっと待っていたのよ」(そうです、化粧も落とさず、お風呂にも入らず!)
「けれど、店にいなければならなかったから・・・」
「ならば連絡くらいできたでしょ。ね、あなたの上司って人はいるの?」
「います」
「その人と話せる?」
「彼女は5時にあがりますので・・・」
「彼女と話したいのだけれど」
「わかりました。僕が連絡してそちらに電話をしてもらいます」
「今から15分以内にできますか?」
「連絡を取ってみますが、ダメなら再度僕がそちらに連絡を入れます」

待つこと10分で、オスカー君の上司のケイティーさんと言う方から連絡がありました。
「オスカーさんから事情は聞かれていると思いますが・・・」と言うと、
「ええ、聞いてはいますが、もう一度、お客様の口から事情を説明してもらえますか?」

と言うことで最初からのいきさつを説明しました。そしてついでに、
「確かに別の顧客が本来はセールでないものをセールのラックに動かしていたような場合にはお店の落ち度ではないのでセールの値段が当てはまらないのは理解できますが、お店側の落ち度で誤って値段を提示した場合は、その値段で販売されるのが一般的ですよね。べつに私は自分が欲深くって言っているわけじゃないのですが(いえ、事実は欲深いっす・・・ははは)、オスカー君のようなマネージャーが4時間弱もかけて商品を取りに来ると言うのは常識外れだと思いますし、顧客の満足度を考えると、あまり普通の対応ではないと思いますよ。もしかしたら彼にはそこまで判断できる権限がないのかもしれないですが」と付け加えました。

彼女は「おっしゃる通りです。どうすれば満足して頂けますか?」と聞かれたので、
「本当のところ、別にこの靴がどうしても欲しいかと聞かれれば、もうどっちでも良いのですが、明日またオスカー君が取りに来ると言って来なかったら、私は明後日帰宅するので、その場合は本当に困ってしまいます。双方に取って一番合理的な解決方法は、当初の99ドルにしてもらって私は商品を買い取り、差額を返金してもらうことでしょう」と答えました。

彼女もそうさせて頂きたいと言うことで、必要なカード情報などを伝えて一件落着。

・・・と思いきや、再びオスカー君から電話がありました。

「返金することは了解しました。今、手続きをしているのですが、レシートにある『取引番号』の情報が必要なのでお電話しました」とのこと。

彼との会話の最後に、(わたしもしつこいんですけど)
「ね、別に強欲でこんなこと言うわけじゃないんだけれど(いえ、強欲です)、あなたのようにマネージャーの立場なら、4時間弱かけて商品を引取りに行くと言うのは有効な時間の使い方じゃないよね。最初から値引きしておいた方が顧客も満足だし、得策だったでしょ?」と言うと、
「いえ、実は僕はそのホテルのすぐ側に住んでるんですよ。でも結果的にはあなたはhappyで良かったよね」って言うから、
「いえ、最初からこうしてたら私はhappier(よりハッピー)だったわよ」って言ってやると、
「そうですね。Lessons learned(教訓になりました)」だって。

ってことで、全ては丸く収まりました。

3 件のコメント:

  1. Lesson learned, shoes gained!

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  2. こんなやりとり、昔梅田の阪神百貨店の外商で見たような、、、。ともかく、目的達成おめでとうございます!

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  3. EddyNanakoさん、KenHさん
    靴は手に入って嬉しいのかどうかもうわかんなくなっちゃいましたが、確かに何となく達成感はあります・・・。阪神百貨店の外商? 三宮の高架下のお店でのやりとりと言われなくて良かったです。

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