2011年10月7日金曜日

銀行(ぼやき)続き

この前、11月より口座の総合残額が6000ドルに満たない場合は、月々15ドルの手数料が課金されることになったと書きました。

我が家には、この銀行だけで、マンハッタン、グリニッチ、東京の3支店で、合わせて8つの口座があります。つまりコイオの口座、私の口座、シナコの口座があり、それぞれにチェッキング(当座)とセービング(預金)口座があるのです。

上記の手紙は、マンハッタンの支店とグリニッチの支店に関して、別々に1通ずつ届きましたが、どちらも同じ差出人で、Director of Personal BankingのDebbie Gaborと言う人。そして「複数の口座をリンクする事で、手数料を回避する事もできますのでご相談ください」とありました。

実は、過去にも別の理由でマンハッタンとグリニッチの口座をリンクしようとして、何回か銀行に電話をしていたのですが、出来ないとの事。いつも、「わかりました、リンクします」と言ってやろうとしてくれるのに、最後には「州が違うのでリンクできません」といわれていたのです。つまりポリシー的に出来ない訳じゃなく、どうやら技術的に出来ないようでした。

で、今度という今度は、技術的だろうが何だろうが、これらの口座を何とかしてリンクしてもらうか、あるいはこの15ドルの手数料を免除してもらうまでは、絶対あきらめないぞ!という思いで電話をかけました。

だって8口座合わせたら、いえ、東京の口座までは無理としても、アメリカの2支店の6口座を合わせれば6000ドルにはなります。なのに、なのに、これまで何年も忠誠心深くこの銀行を使って来てあげたのに、それに対して月々15ドルの手数料とは、恩を仇で返すようなもの。

様々な番号を入力し、ようやくカスタマーサービスにつながりました。最初に出た担当者には、本人確認のために一杯質問され、その後要件を告げ、どの口座とどの口座の話でと詳しく説明し、ようやく話の根幹に至ったところで、「できません」と断られました。

納得いかなかったので、「じゃあこのDebbie Garborさんと話をさせてください。彼女の手紙に、口座をリンクする事で回避って書いてあるのに、それが出来ないって言うのはおかしでしょ。こちらから彼女に電話することはできないでしょうから、彼女に私へ電話してもらってください」と言ったら、

「Debbie Garborはどこの支店の人ですか?」
「支店じゃないでしょ。本社の役員だと思います」
「名前だけでは、どこの誰か分からないので連絡はできません」だと。
更にむかっとしたけれど、話している相手はインドかどこかにアウトソースされているカスタマーセンター窓口のようだから、噛み付いたところで意味がないのであきらめて電話を切りました。

次にマンハッタンの支店に電話。担当者が出るまで、幾つも番号を入力し、ようやく人間が電話口に出たので要件を伝えると、「では、担当にお繋ぎします」と言って・・・
電話は切れました。

ムカッ。

でもめげてはなりません。再度挑戦。

次ぎの挑戦で、無事担当に繋がれ、今度の担当は、「多分リンクできます」と言ってかなり長時間保留にされましたが、たびたび電話口に戻って来ては、「まだやってますから、切らずにお待ちください」、「あなたのこと忘れた訳じゃありません、やってますから、お待ちください」と、なかなか親切。

けれど30分待たされた挙げ句、「スーパーバイザーに代わりますので、もうしばらくお待ちください。」

スーパーバイザーが出て来たので、
「物理的にリンクしてくれようが、してくれまいがいいんです。要は月々15ドルの手数料さえ免除してもらえたら、それでいいんです」と告げると、
「わかりました、なんとかリンクしましょう」

更に待たされる事30分余。この人も親切で、しょっちゅう電話口に戻って来ては、「お待たせして済みませんが、もう少々このままでお待ちください。」

待ちながら、これでダメだったら、しかたない。他行にあるなけなしのドルを集めて移すか・・・と半ばあきらめムードになったところ、最後に、

「オンラインバンキングとしては、この2つの支店の口座は別々の口座で、ログインしたときに一括で全ての口座を見ることは出来ませんし、口座間のお金の移動もできませんが、口座そのものはリンクしましたので、全ての口座を総合して6000ドルあれば手数料はかかりません」と言われました。

「You are wonderful!」
1時間の粘り勝ち!

でもだめ押しで、「今、あなたが言った事を、申し訳ないですが確認のためにメールに書いて送ってもらえますか?」
だって、リンクされている事は目で確認は出来ないのだから、11月に入って万が一手数料をチャージされた時に、また電話して、カクカクシカジカと説明したくないですから。

親切な人で、「わかりました、個人的にはメールはできないので、銀行側から口座への通知としてメールを入れる手続きをしますので、しばらくお待ちください。」

そしてしばらくして、「通知メールをリクエストしましたので、2、3日後にはメールがあります」

ホント、いい人でした。名前を尋ねたらMelishさんでした。
通知メールが来た時に、彼とその前の女性の対応が非常に良かった事を返事に書いておきましょう。

2 件のコメント:

  1. よい担当者にめぐり合えてよかったですね。
    で、最後に彼女の名前を尋ねて教えてもらったとき、すかさず
    「とても懇切丁寧にしていただきありがとう。
    通知メールが届いたら、すぐにあなたの素晴らしいサービスのお礼を返信したいと思います」
    と彼女に伝えた?
    そこまでできていればジョダままは顧客として○。だってほら~、誰だって自分のことを褒める言葉が自分だけでなく上司にも届いて欲しいじゃない。
    (^_^)
    私は一度JALのスチュワーデスの素晴らしい仕事振りに関心して、彼女の名前をフライトの終わりの方で聞き出し、顧客アンケートに彼女の実名(フライト番号や日付も入れて)で褒めてあげた。
    ら、後でJALからお礼の手紙が来た。(別にお礼でギフトとかもらったわけじゃないけど、気持ちよかったよ)

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  2. そこまでは言わなかったけれど、散々彼を褒めた後に名前を聞いたから、もしかしたらと期待はしているかも。恐らく私がメールを書けば彼に一言くらい連絡は行くのじゃないでしょうか。でも考えてみたらスーパーバイザーだし、そのくらいは当たり前って気もしなくはないです。でもアメリカだし、そう言う意味では稀にみる親切な人かなぁ。恐らく日本じゃ当たり前の域に入る親切はあったと思うのですが。

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