2011年2月27日日曜日

家のこと

コイオが駐在に出るに当たって、目下一番頭が痛いのが家のこと。

車はもう売るしかないです。かなり損は出ますが、こちらはあきらめはつきます。

家のほうは、去年4月に帰国して、家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ)は全て買い替え。家具もニューヨーク赴任前にソファーを処分したので、買い足しています。

我が家は交通の面では余り良くない場所にあります。徒歩圏内(徒歩20分)の駅は、モノレールの駅で、千葉駅に向かっています。これが幕張にでも向かってくれていたら良かったのですが。(計画当時はそうだったらしいです。)

東京方面に出るには、徒歩10分のバス停へ行き、バスに乗り(15分)、総武線の駅から東京駅まで45分。コイオはこうして片道1時間40分をかけて通勤しておりました。最近は同じバス停から東京駅への直行バスが出るようになったため、こちらを利用していますが、定期があるわけでもなく、コイオの会社のように交通費は現金支給(定期代分)で、海外出張も多いから、カバーできますが、定期支給の会社だと利用できませんね。それゆえ便利なのに、このバスは以外に空いていて必ず座れます。(満員電車に比べると、かなり快適。)

交通の便は悪いですが、目の前には県立のラグビー場が広がり、その隣のスポーツ場の周りは自然が一杯あります。マンションは南向きで年中太陽が差し込み、冬場でも日中は暖房が要らないくらい。明るいし、これは私も気に入っているところ。更に、ジョダを散歩するにも、このラグビー場の回りの土手はもってこいで、毎日たくさんの犬が散歩に来ていて、ちょっとしたドッグランの様相をなしています。この頃がジョダにとって一番幸せだった時代かも(笑)。

近くに車通勤という人にはもってこいなんですけれど。

しかしながら、一般的に言えば交通の便が悪いこのマンション。4年間のNY駐在中も借り手があったのは最初の2年だけ。借りていたご家族は、近くに家を買って引越されました。

価格設定が高かったことも、日本の景気が悪かったこともあるのでしょうけれど、この経験からコイオは、この家の借り手はつかないと思っている模様。(サウジ時代は、ずっと借り手があり、我が家の帰国と同時に、そのご家族は同じマンションの違う階へ越されました。)

今回、コイオは単身赴任の扱いなので、会社からはトランクルームの費用が出ません。ですから家を貸すために家を空にするには、家具はトランクルームへ、家電は基本的には処分するしかありません。加えて貸すとなると、畳やクロスの張替えが必要かもしれません(1年住んだだけですから、そのままでもいけるんじゃないかと思いますけど。) 

借り手が付くか付かぬかわからぬ家のために、それだけの出費をかけるのは反対というのがコイオのスタンス。1年しか使っていない家電を処分するのももったいない。彼の意見は、家はそのままにして、風通しと水周りの管理サービス(月に1回で12000円、2回なら21000円)を受けるのがよい。

私の意見は、家をそのままにすると確実に毎月出費が発生し、必ずマイナスになる。けれど、もしも貸すことができれば、マイナスにはならない。家をそのままにして、帰国の度にこの家を利用するのかと言うと、コイオは出張で戻るときはホテルに泊まると言いますし、基本的にこの家を利用するつもりがない。私だって義母をお見舞いする時は友人宅に泊めてもらえますし、実家もあります。利用しない家の基本光熱費を払い続けるの? それに幾ら風通しサービスをしてもらっても、住まなければ傷んでしまうんじゃないの?

海外なら家具・家電つきの賃貸がありますが、日本では一部、単身者用に管理会社が家電・家具を配備したところがありますが、それ以外では、こう言う形での賃貸は基本的にはないのですよね・・・。できるものなら、そうしたいのに。

ちょっと調べてみて、こんなサイトで、海外赴任中に家を貸すか、貸さないかの議論を見つけました。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0215/387129.htm?g=01

意外に「貸さない」派が多くてびっくりです。我が家の場合は、過去に貸した経験から、嫌な思いはしませんでした。フローリングが傷ついて、取り替えられた床の色が違っていたことも、私は気になりませんでした。こういうことが気になる人は貸すのは嫌なのだと思いますが、普通の生活で起きる損傷は、私は気になりません。

あーあ。何か妙案はないですかね~。単身赴任の人にとっては、家具も家電もそろって、身一つで引越しって、いいと思うのですけど。家電も新しいから壊れないだろうし。ついでに車も付けたりして(笑)。

あ、ちなみにこの週末、2年に1回あるマンションの駐車場の抽選があって、ここに引越して初めて、マンションの階段を下りて直ぐの一等地が当たったそうです。せっかく当たったものの、入れ替えは4月からだから、その一等地をも利用する機会はありません。運がないと見るのか、今年はついていて幸先がいい、と見るのか。(勿論、後者と思い込みましょう。)

コイオは、3月末にはビザなしで赴任し、ビザが取れたら切り替えのために一旦帰国するようです。3末に出る時点でフランスに持って行くものは全て送り、後は家に残して行く。

その後家はどうするか。とりあえず借り手がいるか不動産屋に探してもらって、見つかれば私が帰国して、家を空ける・・・という手順になりそうです。

「家具・家電、応相談」って条件付の広告にしてみようかしら(管理する側の不動産会社は嫌がるので、これはやっぱり難しいのかな。) 誰か借りてくれません?

2011年2月23日水曜日

寝耳に水

コイオは去年4月にニューヨーク駐在から帰国したばかりなのに、また今年の4月から、今度はパリ駐在に出ることが決まりました。

実は初めて私がこの「可能性」について聞かされたのが、2月11日(金)。どうやらその日に打診があったそうで、その時は「母親の調子が良くないのでできれば駐在は避けたい」と言うような返事をしたらしいです。翌週には決まると言われ、次の月曜日には、もう正式な打診があったとのこと。

わたしもあまりに急な話で、本当に2月になるまでこの話が全く出なかったのかとコイオに聞いたところ、実は去年の年末にそのような話があったけれど、母親のことがあるので、できればしばらくは日本にいたいと話したとのこと。その後、全く何も話が出なかったから、てっきりこの駐在話は流れたと思っていたようです。

その段階でコイオが私に何も言わなかったのは、もしかして、「パリ」と聞いただけで私が狂喜乱舞して、「行け!ゴー、ゴー!」と絶対にプッシュするに違いないと思って、故意に黙っていたのではないかと、密かに疑っております。

でも本音を言うと、今回の駐在はやはりタイミング的にはよくない。キニコが大学を卒業するまでは我が家は2人分の大学の費用を払わねばいけないわけで、流石の私も「パリに住みたい!」と言う気持ちだけで、仕事があるかどうかもわからないパリに移住するわけには行かないと思うのです。少なくとも今はお互いにそう考えており、コイオは単身赴任することになります。

コイオも、これからしばらくはできるだけ自分が母親の世話をしてと考えていた矢先のことだったので、かなり辛いと申しております。また兄夫婦に負担をかける事になってしまうので、私としても心苦しいです。

加えて悩ましいのは日本のマンションのこと。はてどうするか。

帰国して家電も一式買いました。
車も買いました。車は間違いなく手放さねばなりません。

間違いなく、引越貧乏です。

2011年2月18日金曜日

火災報知器

火災報知器が鳴ったとき、どうします?

ここのところ日本にあまり住んでいませんので、最近の日本でのそういう経験はなく、社会人になってから日本のホテルや出先でそういう経験があったかどうかも思い出せません。ただし子供の頃を思い起こしますと、割と頻繁に誰かのいたずらや誤作動で、学校の火災報知器が鳴っていました。

そのときどういう対応をしていたかと言うと、たいていは何もしない。あぁ鳴ってると、生徒も先生もしばらく聞き入っているうちに警報が止まる。「誤作動でした」という放送があったこともあるし、何の知らせもなく、そのまま何ごともなかったように授業が再開されることもあったように記憶します。

もちろんこの頃は、まだテロという言葉が、たまにはテルロと表現する人がいるほどに一般的な言葉ではなかった平和な日々のお話。

サウジ時代に、娘たちが通うアメリカンスクールでも、時たま火災報知器が誤作動を起こすことがありました。私は週に一度の頻度で学校のお手伝いに行っており、そのときに警報が鳴ったこともありました。その時の対応に、正直言って驚いたものです。

警報機が鳴った途端、誤作動かどうかなど疑うこともなく、先生は間髪入れずに生徒の避難を始め、指定された場所へ移動するのです。この時はまだアルコバールやリヤドでの爆破事件が起きる前で、テロが身近なものとなる以前の話です。自分の学校時代のことと比較して、非常に驚いたのを覚えています。

さて、仕事で頻繁にホテルに滞在するようになり、これまで4度、火災報知器が鳴ることがありました。同じホテルで2度ずつなのですが、誤報なのか火災なのかわかりませんから、もちろんすぐさま避難しました。

最初のホテルでは、ロビーまで降りてすぐに誤報だとわかりましたが、法律でホテルが勝手に警報を切ることができないのです。火災報知器が鳴ったとたん、消防署に通報されていますが、消防車が到着して、点検を終えてからでないとホテル側が一方的に火災報知器を切ってはいけないのです。ですから、消防車が到着するまでのしばらくの間はじっと我慢。

この警報機の音が半端じゃないのです。特に客室内は耳をつんざくような音で(寝ている客も起こさないといけないから)、部屋に留まることは普通の人ならほぼ不可能。仕方なくロビーや外で警報が鳴り止むのを待つことになります。

2週間ほど前に、またホテルで警報が鳴りました。一応避難しましたが、すぐさま部屋を出られる状態ではなく(笑)、着替えてから廊下に出たら、下からエレベータで上がって来たお客さんが、「誤報だよ」と教えてくれました。とはいえ、こんなうるさい部屋にはいられませんので、下へ降りました。どうやら誰かが食堂に備えてあるオーブントースターでベーグルを焦がした模様。消防署が来て警報を止めてくれるまでロビーで待つこと半時間。

それからしばらくしたある日、再び警報が鳴りました。夕方で、ホテルに戻ったばかりでしたので、そのまますんなり部屋から出られました(笑)。また誤報かな、それならエレベータで降りてもいいかな、とか迷いつつも、まじめに非常階段を使って降りました。

降りてすぐに、慌てて走り回っているホテルのマネージャーに出くわしたので、「また誤報?」と尋ねると、「いえ、スプリンクラーが誤作動して・・・」と指差します。見るとホテルの入り口の二重になった自動ドアの間の天井から、まさに「バケツをひっくり返した」と表現するにふさわしい勢いでスプリンクラーから水が放射されています。みるみるホテルのロビーが水浸しに。

アラームもスプリンクラーも、消防車が到着して点検を終えて止めてくれるまで、30分ほど鳴りっぱなしの出っ放しでした。

翌朝には、ロビーの至る所でファン(扇風機)が回っておりました。


それにしても、スプリンクラーから出ている水って初めて見ましたが、まったくもってすっごい勢い!

2011年2月13日日曜日

アップルへ転居しました

2月も半ばになり、アメリカにお住まいの方々はそろそろ確定申告の季節で気が重い日々ではないでしょうか。


私も例に漏れず、このところ確定申告の準備に追われておりました。コイオが去年の4月までアメリカ駐在だったために、2010年度の税金は夫の会社を通して夫婦合算で申告をするため、明日の月曜日までに私の数字をまとめて連絡しなければなりませんでした。という訳で、ここ数日は、その計算に追われてあたふたしておりました。


それに加え、実は先日、ほぼ衝動買い?でMacBook Airを購入してしまったのですが・・・思いもかけぬエライ目に遭っておりました。


私のパソコンはこのところ動きがのろいし、おまけに長時間持たせるために特大のバッテリーをつけているにも関わらず、バッテリーの持続時間は超短くなっていました。そのためパソコンが重く、移動が多い身としては、嵩張るし重たいし・・・。


娘たちが二人ともMacBookだから抵抗なく購入に気持ちが傾いたこともありますが、一番大きな動機となったのはある友人からのメールにあった下記のコメント:


それにしてもMac Book Airは、革命的ですよ!!!パソコンの買い換えをお考えなのであれば、もう手放しでお勧めします。本当にすごいです。これにしてからというもの、ウィンドウズPC環境が以下に拷問的だったか、痛感する日々です。」


これを読んで、もういても立ってもいられぬ気持ちになりました。それで買ってしまったのですよね〜。


ところが、ウィンドウズからマックへの住み替えというのは、例えて言えば、住居を外国に移すのと似ていると思います。


日本での日本語の生活に慣れていた人が、ある日、そうですね、ロシアにでも引っ越したとでも想像してください。


基本的なシステムというのは同じだから、ある程度はこれまでと同じように生活できそうなものです。例えば、食料品なら食料品店やスーパーに行けば売っているし、どこかに移動するなら電車、バス、地下鉄なんかに乗れば良いわけです。


ところが言葉は通じない。共通語である英語を駆使してなんとか伝えようとするけれど、伝わるときと伝わらないときがある。


また基本的なルールは一緒だけれど、そこには文化の違いというのが横たわっていて、一筋縄ではいかないのであります。


ウィンドウズからマックへの変更も、まさにそんな感じ。


ある程度は共通の部分があり、餓死したり、行き倒れになることはないのですが、道に迷ってとんでもないところに行ってしまったり、レストランで注文したはずの食べたいものとは全く違ったものが運ばれてくる・・・そんな感じなのですよ。


これまで慣れ親しんでいたウィンドウズ環境での設定通りは進まずに、言うことを聞いてくれなかったり、どうしていいのか途方に暮れる毎日です。


手当り次第にやらないで、ちゃんとマニュアルを読んだり調べたりすればいいんですけれど、そこがせっかちで面倒くさがり屋で気が短い私のこと。適当に触って、しょっちゅうとんでもない結果になっております。


その最たる例がメールアカウントへのアクセス。


私が公私にわたって使用している唯一のアドレスはGmailなのですが、ある日突然Gmailのアカウントへログインできなくなりました。パスワードが間違っていると言うのです。何度正しいパスワードを入力しても結果は同じ。仕方なく、パスワード変更の手続きをして、やっと繋がる始末。ところが、またしばらくするとログインできなくなります。同時にブラックベリーへのメールの転送も中止されました。同じくパスワードが照合できないという理由で。


当初はブラックベリーかGmail側に問題があると思いました。ブラックベリーは直接のカスタマーサービスがないですし(プロバイダーであるATTを通さないと、直接BBのカスタマーサービスには電話相談ができない)、フリーメールであるGmailも同様に電話相談の窓口はありません。いろいろトラブルシュートのウェブサイトを読んで、それに答えて、最後にサイトに掲載されていない例については、ようやく問題内容をウェブサイト上で記入して送ることが出来ました。けれど数日後にメールできた送られてきた返答では私の問題は解決しませんでした。


その間に、ウェブで見つけたBBの再設定方法でなんとかBBは復活しましたが、Gmailにログインできない状況は複数回起き、その度に新たなパスワードを設定。すると再びBBへのメール配信は止まり、そうこうしているうちにオンラインで操作していた銀行のサイトへもアクセスできなくなりました。


時を同じくして、確定申告の準備もしており、出稼ぎ中で様々な書類は家にしかない身としては、オンラインで情報を取り寄せたり、古いメールやその添付書類を検索することが非常に重要だったために、メールにログインできなくなって本当に途方に暮れました。


けれど、実はこの銀行へのアクセスがブロックされたことがヒントになりました。ブロックされた後に、「パスワードが大文字入力されています」というメッセージが出たのです。


実はマックに切り替え、日本語と英語間での言語の切り替えのショートカット設定を行ったときに、どこをどう触って設定したのかはすっかり忘れてしまったのですが、切替操作のショートカットとして選択できるオプションが幾つかあったのですが、ほとんどが3つのキーを同時に押さなければならなかったのに対し、「Caps Lock」キー(英語の大文字設定をロックするキー)を押すだけで日本語と英語が自在に切り替わる設定があったのです。これは便利だと迷わずその設定にしたのですよね。


Caps Lockを押してある間は英語で、実際に大文字入力したいときはシフトキーを押せば言い訳です。全文を大文字だけで入力することなどはほとんどないので(そうしたい場合は、二言語間の切替ではなく、英語だけを使用するモードにすれば、Caps Lockキーは機能します)、これがいいと思ったのです。実際にすごく便利ではありました。


ところが二言語切り換えモードにしているときに、英語で小文字入力をしていて、実際に画面には小文字が表示されていても、サイトによっては大文字入力と認識されていたようなのです。大文字と小文字を別の文字と切り分けて認識しているサイトでは、同じ言葉をパスワードとして入力しても誤った言葉が入力されていると認識されているのです。これがGmailのログイン時や銀行のログイン時に起きていたのですよね。


そうと思いついて、二言語間の切替設定を変更したら問題が解決しました。ここまで来るのになんと道のりの遠かったことよ!


それにしても、そのときに思い知りました。自分のメールにアクセスできなくなることが、いかに大変な問題であるか! 一瞬メールアドレスの変更もしなければならないのかと焦りましたが、もしそうなっていたら、ありとあらゆるところで自分のアドレスを登録していますから、それらを全て変更か・・・と思ったら、倒れそうになりました。メールが個人を認証するツールになっているところもたくさんありますし、重要な連絡も全てメールで来ることになっていますから、それらのメールが受け取れなくなると思うと・・・想像しただけでぞっとしました。


これからもしばらく引っ越し後のドタバタは続きそうですが、早くこのアップルの世界の常識にも慣れ親しんで、住めば都、はたまた「こっちのほうが百倍良かった!」と思う日になりたいものです。

2011年2月1日火曜日

歴史的天候

ニュースでも大々的に報道されているので、アメリカの半分以上の州に影響を及ぼしている現在の天候(大雪、吹雪、アイス)については、私がブログに書くまでもなく周知のことと思います。
それでも個人的にこれまで体験したことがない気象現象なので、敢えてブログに書きますね。

一昨日、北東部から中西部に仕事で移動して来ました。フライトは予定通りで順調だったのですが、中西部に到着してみると、雨。
仕事先は空港から車で1時間ほどの所なので、レンタカーで出発しました。

外は雨ですが、外気温は華氏で23度(-5℃)。
当然のように、車に付いた雨粒は、車が風を切る影響もあってどんどん凍っていく。それとともに視界も悪化。

ワイパーには氷の玉が出来、それが徐々に大きくなって、ワイパーが浮き上がり、フロントグラスをきちんとぬぐってくれなくなる。ウィンドウォッシャー液でそれを拭おうと出してみると、すぐさまシャーベット状に凍ってますます視界は悪化。この間、車速は出しても時速30とか40マイル。

凍ったフロントグラスを溶かそうと、デフロスターは最強・最高温度に設定。すると車内はめちゃくちゃ暑くなってくる。その暑さに耐えながらしばし頑張ると、少しフロントグラスの氷が少し溶ける。

デフロスターを和らげ、しばらく行くと、またワイパーが拭かない箇所から、見えづらくなり・・・。再びデフロスターを最強に。車内は暑くなって。そんなことを繰り返しながら、暑さに負けて、窓を少し開けて冷気を入れようとしたら、氷の粒が車内に振り込んで来た!

あれれ、雨じゃなくて氷の粒だ! フロントグラスに当たる粒の音がうるさくなったはず。と外気温を確かめると21度(-6℃)に。

ウィンドグラスに水滴が付かなくなったのはいいけれど、路上には氷の粒が積もり始め、なかなか運転も危なかしい。

それでも何とか通常の2倍の時間をかけて目的地に到着。
到着したときには車は凍りに包まれておりました。




そして今日。
ほぼ終日「氷」が降っていました。雪でもあられでもなく、また雹でもない「氷」の粒が降るなんて、今回初めて体験しましたよ。おまけに「吹雪」と呼ぶに相応しい強風。(吹雪警報がでております。)

珍しい体験で、少々興奮もしていますが・・・あいにくと言うか予想通りと言うか、明日の帰路の便は欠航。あさってのお昼の便に振り替えましたが・・・どうなりますやら。

ところで、今日のこの悪天候に先立ち、滞在しているアメリカ北東部は今年は何度も大雪に見舞われ、除雪をするのはいいけれど、除けた雪を積む場所がなくて困っています。ボストンなどは、今度雪が降ったら、公園や子供の遊び場をSnow Farm(雪を積んでおく場所)にするしかないと頭を抱えています。

なんしか、今はこんな状態ですから。








毎年大雪に見舞われるミネアポリスでは、先を見越して、少し前にかなりの投資をして1時間当たり30トンの雪を溶かすことが出来る設備(Snow Dragon)を導入したそう。
ボストンも今となっては、そのくらい投資をしておけば良かったと後悔している模様。

それにしても今年は各地で、積雪量の記録が塗り替えられています。

しかも世界中で妙な気象現象がおきてますよね。
この先どうなっちゃうんでしょう・・・。